佐久は晴天率が高く観光に最適!気候や気温は?季節のおすすめ観光情報も

こんにちは、プラザ佐久です。
長野県佐久市は、晴天率が全国トップクラスを誇るのをご存知でしょうか?
晴れの日が多いため、どの時期でも観光やお出かけが楽しめます。
今回は、天候に恵まれた佐久市について、季節に合わせたおすすめの観光スポットとともにご紹介します。

佐久は年間を通じて観光に適した気候?その特徴を紹介

長野県佐久市は年間を通して晴天の日が多く、日照時間が長い地域です。昼夜や季節の寒暑の差が大きい内陸性気候により、はっきりとした四季の変化を感じられるのが特徴です。

佐久は日照時間が長く、降水量は少ない

佐久市空撮①
(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

佐久は晴天の日が全国的にも多く、2023年の日照時間は約2,540時間で、全国平均より400時間以上も長い結果となりました。

また年間降水量を見ると、東京が約1,010mmだった一方で、佐久は約960mm。東京に比べて雨が少ないため、比較的カラッとした気候で過ごしやすいのが特徴です。

佐久の年間平均気温

佐久は盆地の特性上、朝晩の気温差も大きくなります。2023年の平均気温は10.9℃で、最高気温は36.2℃、最低気温は-15.8℃となっています。標高が約700mと高いため、冬の寒さは厳しいです。

夏は35℃を超える猛暑日となる日もあるので、東京都に比べて格段に涼しいわけではありませんが、気象観測を開始して以来、熱帯夜を記録したことはありません。(2023年時点)


年平均気温

最高気温

最低気温

日照時間

佐久市

12.7℃

36.2℃

‐15.8℃

2543.1時間

東京都

17.6℃

37.7℃

‐3.4℃

2259.2時間

 

出典:国土交通省気象庁
佐久(長野県) 2023年(月ごとの値) 詳細(気温・蒸気圧・湿度)
東京(東京都) 2023年(月ごとの値) 主な要素

冬場の雪は意外と少ない?寒さへの備えはマスト

佐久の冬は太平洋側の気候に近く、積雪量が少ないのが特徴で、30cmを超える積雪は年1〜2回程度です。ただし佐久市内は東西に長い(横長な)地形で、佐久平駅周辺の市街地と山間(やまあい)とで気候が異なります。佐久平では晴れていても、別の地域では雪が降っている、なんてことも多々ありますので気象状況にはご注意ください。

いずれにしても冬の寒さはとても厳しく、最低気温が-10℃以下になることも珍しくありません。晴天の日が多いことで「放射冷却」がおこり、地表面の温度がぐんと下がることで非常に厳しい冷え込みになります。

日中の温かい日差しで溶けた雪が夜間に凍ることで路面が凍結することもあるため、冬季は冬用タイヤへの履き替えが必須です。概ね11月中旬頃から冬用タイヤに交換し、地域によっては4月中旬頃まで使用することもあります。

夏場の暑さは厳しいものの、朝晩は過ごしやすい気温に

夏場の日中は暑くなります。特に近年は温暖化の影響からか、最高気温が35℃前後まで達する日が増加しているように感じます。
ただ湿度が低いのでカラッとしており、夜は過ごしやすいことが特徴です。先述したように、佐久では熱帯夜(最低気温が25℃以上の夜)を記録したことはありません。(2023年時点)

標高およそ700mに吹く風は涼しく、朝晩はクーラーを使わない家庭も多いです。寝苦しい夜が少ないのは、嬉しいポイントですね。

【季節別】気候に合わせたおすすめ観光スポット

佐久市は、周囲を壮大な山に囲まれ、四季折々の自然の美しさを味わえる地方都市です。ここでは、季節ごとのおすすめ観光スポットをご紹介します。

佐久の春はやや遅く、4月中旬から下旬にかけて桜の見頃の時期になります。市内には多くのお花見スポットがあり、特に「さくラさく小径」は120本余りのソメイヨシノをはじめ、スイセンや芝桜などさまざまな花が四季を彩り、散歩やジョギング、お花見などをする佐久市民憩いの場となっています。

佐久市田口にある国指定の史跡「龍岡城五稜郭」は日本に2つしかない星形をした洋式の築城です。お堀に沿って植えられた桜が見事に咲き誇り、水面を花びらが埋めつくす花筏も美しく訪れる人を楽しませてくれます。

また、佐久市を往還する中山道の5つの宿場を散策しながら、古き良き時代の風を感じてみませんか。

市街地から15分程の山間地に建てられた天体観測施設「うすだスタードーム」では、開閉型ドームの巨大な反射望遠鏡で満天の星空を眺めることができます。

また、佐久平駅の南西に位置する「市民交流ひろば」は、気球がデザインされた大型遊具がシンボルの都市公園。5月から10月中旬までは園内「太陽のひろば」の噴水で小さな子どもも水遊びができる人気スポットになっています。

榊祭り②(令和6年)
(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

荒々しくも幻想的な火祭り「榊祭り」は、火と榊によって一切の不浄を払い浄め、五穀豊穣や無病息災を祈る“信州の奇祭”と呼ばれています。大勢が松明を手に山から駆け下り、その炎を次々に鹿曲川(かくまがわ)へと投げ込む様子はとても幻想的。また、榊の神輿を激しく地面に叩き付けたり、水を掛け合ったりと見応えある行事が深夜まで執り行われます。

佐久市岩村田の「鼻顔稲荷神社」は日本五大稲荷のひとつに数えられます。鳥居をくぐり参道を進んだ先の、紅葉と赤い鳥居のコントラストは一見の価値ありです。

佐久を代表する古刹「貞祥寺」には「島崎藤村旧宅」がひっそりと佇み、古き良き日本家屋を見学することができます。夏は苔、秋には紅葉と美しい佐久の季節を感じられることでしょう(佐久の紅葉シーズンは例年10月下旬から11月中旬)。

さらに、信州の秋を代表するのがフルーツ。佐久ではりんごの栽培が盛んで、9月の「つがる」を皮切りに「シナノスイート」「シナノゴールド」、11月の「ふじ」と楽しめます。もぎたてフレッシュな食感を味わえるりんご狩りはいかがでしょうか。

佐久スキーガーデン「パラダ」は上信越自動車道佐久平PAから直結した、アクセス良好なスキー場です。晴天率90%以上の佐久では、ソロでもグループでもファミリーでも、ウィンタースポーツが楽しめます。

さらに佐久にはおすすめの日帰り温泉施設がたくさんあり、晴天と浅間山を眺めながらお湯に浸かれます。地域により泉質が異なるため、観光とともに温泉巡りをしてお気に入りの温泉を探してみるのもオススメです。

気温の変化に向けた観光時の対策

佐久は年間を通して空気が澄んでおり過ごしやすいですが、標高が高いため冬は気温が低く朝晩はとても冷え込みます。冬に観光する際は厚手のコートやマフラー、手袋や耳当て付きの帽子(ニット帽)が必需品です。

特に真冬は道が凍結することもあるため、靴は滑りにくいものを選び、車は冬用タイヤに交換してから訪れたほうが安心です。

四季を通じて過ごしやすい佐久へ遊びに行こう

佐久は、晴天の日が多く観光におすすめの高原都市です。都心からのアクセスも良いため、訪れるたびに変化する四季折々の壮大な自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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