読み物
佐久平ハーフマラソン限定 北斗の拳コラボグッズ紹介
こんにちは。プラザ佐久です。 2025年も10月に開催予定の「佐久平ハーフマラソン」前回の記事で大会の概要や魅力などについてご紹介しました。本記事では、2025年大会で手に入る限定グッズや、市内で手に入る北斗の拳コラボアイテムの魅力をご紹介します。 ※権利の関係上、本記事に画像の掲載はしておりません。予めご了承ください。 北斗の拳×佐久市 コラボが実現した理由とは? 「北斗の拳」は1983年に連載が開始され、多くのファンを魅了している不朽の名作です。その原作者・武論尊氏が佐久市の出身ということで、地元でも親しまれてきました。 2023年に佐久平ハーフマラソンがスタートした際に、「北斗の拳」40周年記念事業として佐久市と正式にコラボが実現。「佐久平ハーフマラソン×北斗の拳」限定アイテムが登場しました。地元の魅力と、作品の世界観が融合した記念グッズによって、走る楽しみはもちろん、会場での交流やグッズ購入、ファン同士の語らいも楽しめます。作品のファンだけでなく、マラソン参加者にも大好評です。 ここでしか手に入らない!コラボグッズ 完走者全員に贈呈!オリジナル記念フィニッシャータオル まず注目したいのが、完走者全員に贈呈される「記念フィニッシャータオル」です。第1回(2023年)は「ケンシロウ」、第2回(2024年)は「ラオウ」がモチーフとなりました。2025年の第3回となる今回は、人気キャラクターの「トキ」が大きくデザインされており、インパクト抜群な仕上がりになっています。さらに、佐久市のご当地モチーフとして以下がデザインされています。 ・北斗七星の形に並んだ熱気球・佐久鯉・佐久平駅・五郎兵衛新田・浅間山をはじめとした山々 まさに佐久市の風景と「北斗の拳」が融合した唯一無二のデザインになっています。レースを走り抜いた達成感を、このタオルとともに記念に残しましょう。 フィニッシャータオルは大会当日、完走したランナー全員に会場で直接配布される予定です。都合により大会に出走できなかった場合は、事前に配布された計測チップを大会実行委員会に返却することで、大会終了後にタオルが郵送されるそうです。 参加者限定販売!オリジナルTシャツ もうひとつの人気アイテムが「オリジナル記念Tシャツ」です。こちらは大会参加者限定となっており、希望者のみに限定販売されるそうです。Tシャツの背面には、フィニッシャータオルと同様に「トキ」がデザインされています。ランナーとしてもファンとしても見逃せないプレミアムな一枚になっています。 大会当日の現地販売はありませんのでご注意ください。※大会エントリー受付は終了しておりますので予めご了承くださいませ 実物のイメージ画像や詳細は大会公式サイトをご確認ください。 観光と一緒に楽しめる佐久市限定グッズ マラソン会場だけでなく、市内各所でも北斗の拳コラボグッズが手に入ります。観光の際に立ち寄り、佐久市を訪れた記念にしてはいかがでしょうか? 北斗の拳×さくしドロップス 佐久市に工場を持つサクマ製菓とコラボした「さくしドロップス」シリーズです。缶には、人気キャラクターがデザインされた特別仕様で、味も見た目も楽しめるグッズです。デザインは定期的に刷新されており、バージョン違いが楽しめます。お土産やコレクターアイテムとして人気で、北斗の拳ファンならずとも欲しくなる仕上がりです。詳細は信州佐久観光ガイドをご覧ください。 タク技研製 北斗の拳オリジナルグッズ 佐久市の企業であるタク技研では「北斗の拳」公式ライセンスを取得し、さまざまなオリジナルグッズを製作しています。 代表的なアイテム一覧 ・北斗の拳デザインマンホールをモチーフにしたグッズキーホルダー、マグネット、タンブラーmini、フタ付きマグカップ、缶バッジなどさまざまなグッズが展開されています。 ・一合枡北斗の拳キャラクターと佐久市の名所が彫刻彫りされた木製の一合枡です。長野県産の檜を使用して作られており、酒器としてはもちろん、そのまま飾ったり、小物入れとして使うのもおすすめです。 ・タンブラー コースター確かな技術によるレーザー加工で、一点一点丁寧に仕上げられています。プリントではなく、レーザー加工によって、長く使える高品質な仕上がりになっています。 地域企業ならではの細やかなこだわりと、品質が光るグッズがそろっています。...
佐久平ハーフマラソン限定 北斗の拳コラボグッズ紹介
こんにちは。プラザ佐久です。 2025年も10月に開催予定の「佐久平ハーフマラソン」前回の記事で大会の概要や魅力などについてご紹介しました。本記事では、2025年大会で手に入る限定グッズや、市内で手に入る北斗の拳コラボアイテムの魅力をご紹介します。 ※権利の関係上、本記事に画像の掲載はしておりません。予めご了承ください。 北斗の拳×佐久市 コラボが実現した理由とは? 「北斗の拳」は1983年に連載が開始され、多くのファンを魅了している不朽の名作です。その原作者・武論尊氏が佐久市の出身ということで、地元でも親しまれてきました。 2023年に佐久平ハーフマラソンがスタートした際に、「北斗の拳」40周年記念事業として佐久市と正式にコラボが実現。「佐久平ハーフマラソン×北斗の拳」限定アイテムが登場しました。地元の魅力と、作品の世界観が融合した記念グッズによって、走る楽しみはもちろん、会場での交流やグッズ購入、ファン同士の語らいも楽しめます。作品のファンだけでなく、マラソン参加者にも大好評です。 ここでしか手に入らない!コラボグッズ 完走者全員に贈呈!オリジナル記念フィニッシャータオル まず注目したいのが、完走者全員に贈呈される「記念フィニッシャータオル」です。第1回(2023年)は「ケンシロウ」、第2回(2024年)は「ラオウ」がモチーフとなりました。2025年の第3回となる今回は、人気キャラクターの「トキ」が大きくデザインされており、インパクト抜群な仕上がりになっています。さらに、佐久市のご当地モチーフとして以下がデザインされています。 ・北斗七星の形に並んだ熱気球・佐久鯉・佐久平駅・五郎兵衛新田・浅間山をはじめとした山々 まさに佐久市の風景と「北斗の拳」が融合した唯一無二のデザインになっています。レースを走り抜いた達成感を、このタオルとともに記念に残しましょう。 フィニッシャータオルは大会当日、完走したランナー全員に会場で直接配布される予定です。都合により大会に出走できなかった場合は、事前に配布された計測チップを大会実行委員会に返却することで、大会終了後にタオルが郵送されるそうです。 参加者限定販売!オリジナルTシャツ もうひとつの人気アイテムが「オリジナル記念Tシャツ」です。こちらは大会参加者限定となっており、希望者のみに限定販売されるそうです。Tシャツの背面には、フィニッシャータオルと同様に「トキ」がデザインされています。ランナーとしてもファンとしても見逃せないプレミアムな一枚になっています。 大会当日の現地販売はありませんのでご注意ください。※大会エントリー受付は終了しておりますので予めご了承くださいませ 実物のイメージ画像や詳細は大会公式サイトをご確認ください。 観光と一緒に楽しめる佐久市限定グッズ マラソン会場だけでなく、市内各所でも北斗の拳コラボグッズが手に入ります。観光の際に立ち寄り、佐久市を訪れた記念にしてはいかがでしょうか? 北斗の拳×さくしドロップス 佐久市に工場を持つサクマ製菓とコラボした「さくしドロップス」シリーズです。缶には、人気キャラクターがデザインされた特別仕様で、味も見た目も楽しめるグッズです。デザインは定期的に刷新されており、バージョン違いが楽しめます。お土産やコレクターアイテムとして人気で、北斗の拳ファンならずとも欲しくなる仕上がりです。詳細は信州佐久観光ガイドをご覧ください。 タク技研製 北斗の拳オリジナルグッズ 佐久市の企業であるタク技研では「北斗の拳」公式ライセンスを取得し、さまざまなオリジナルグッズを製作しています。 代表的なアイテム一覧 ・北斗の拳デザインマンホールをモチーフにしたグッズキーホルダー、マグネット、タンブラーmini、フタ付きマグカップ、缶バッジなどさまざまなグッズが展開されています。 ・一合枡北斗の拳キャラクターと佐久市の名所が彫刻彫りされた木製の一合枡です。長野県産の檜を使用して作られており、酒器としてはもちろん、そのまま飾ったり、小物入れとして使うのもおすすめです。 ・タンブラー コースター確かな技術によるレーザー加工で、一点一点丁寧に仕上げられています。プリントではなく、レーザー加工によって、長く使える高品質な仕上がりになっています。 地域企業ならではの細やかなこだわりと、品質が光るグッズがそろっています。...
走っても楽しい! 走った後も楽しい大会!2025年佐久平ハーフマラソンについてご紹介
こんにちは。プラザ佐久です。 今年が3回目の開催となる「佐久平ハーフマラソン」佐久の新たなイベントとして注目されていますが、ご存知でしょうか。 今年も「走っても楽しい!走った後も楽しい大会!」がテーマとなっているそうです。佐久の雄大な自然の中を駆け抜ける爽快なコース、ゴール後の表彰式や限定グッズ、佐久市の特産品や地元グルメなどアフターイベントも盛りだくさん。また、ランナーだけでなく、応援に訪れた人やご家族でも楽しめる工夫が満載です。本記事では、大会概要から注目ポイント、地元ならではの見どころまでをご紹介します。参加を検討している方はもちろん、応援に行ってみたいという方も必見です。 ※大会へのエントリー受付は全種目すでに終了しているそうです。予めご了承ください。 佐久平ハーフマラソンとは 佐久市で2023年にスタートし、今年で3回目を迎える「佐久平ハーフマラソン」。スタート地点が北陸新幹線・佐久平駅から徒歩5分の好立地で、初心者から上級者まで楽しめる大会として注目されています。大会テーマに沿い、自然と歴史を感じられるコース設定や、趣向を凝らしたイベントが用意されており、単なる競技大会を超えた「佐久ならではの体験」ができるマラソンイベントです。 佐久平ハーフマラソンの楽しみ方 「走っても楽しい」ポイント 引用元:佐久市デジタルフォトギャラリー コースの最大の魅力は、佐久市の自然と歴史を体感できる点です。スタートからフィニッシュまで、浅間山や千曲川、五郎兵衛新田の田園地帯、歴史ある中山道の町並みなど、変化に富んだ景色が続きます。 沿道では、地元住民やボランティアによるおもてなしや、温かい声援がランナーを後押しし、「走ること自体が楽しい」と感じられる応援体制が整っています。 「走った後も楽しい」ポイント ゴール後は、総合順位や各種目別・部門別などの表彰があり、特別賞も設けられています。また、完走者全員に完走記録証が発行されるほか、参加者限定の特典も用意されています。 会場周辺には、佐久市の特産品や地元グルメが楽しめる飲食・物販ブースが設置されています。りんごや地酒、佐久鯉、安養寺らーめんなど、佐久市の味覚が満喫できます。近隣ホテルでは、参加者向けにチェックアウト後の入浴サービス(有料・タオル付)を提供しており、レース後に汗を流してリラックスできます。 SNSでは「飲み比べクラフトビールセット&北斗の拳コラボタンブラー」プレゼントキャンペーンが実施されています。大会受付開始を記念し、X(旧Twitter)で大会公式アカウントをフォロー&リポストすると、抽選で「軽井沢ビール飲み比べ3種セット」と「北斗の拳×タク技研のタンブラーmini」が3名様に当たるそうです。※すでに終了しています コース紹介!あなたにぴったりのコースは? 佐久平ハーフマラソンでは初心者から上級者まで、それぞれにあった3つのコースを設定しています。 ハーフマラソンの部(21.0975km/制限時間:3時間10分) コース全体の高低差が約70mあり、登り・下りが繰り返される起伏のあるチャレンジングなコースは、走りごたえがあります。 スタート直後は、佐久平駅周辺の新しい町並みから始まり、徐々に田園風景や山々が広がるエリアへと続きます。コース途中では、中山道の歴史ある宿場町(岩村田宿、塩名田宿、八幡宿など)を走り抜けます。江戸時代から続く町並みが残るエリアは、歴史好きにも魅力的です。浅間山、八ヶ岳、北アルプス、蓼科山など、周囲の山々を望む絶景がコースの随所で楽しめます。特に五郎兵衛新田の田園地帯は、広い空と開放感が魅力です。 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 5kmの部(制限時間:45分) 5kmの部も細かなアップダウンが含まれていますが、ハーフマラソンの部ほどの大きな高低差はありません。初心者やファミリーでも楽しめる設定です。1kmごとに距離表示があり、ペース管理がしやすく、給水ポイントも設置されているので安心して走れます。 中盤から後半にかけては、周辺の山々を望め、開放感のある景色が続きます。 1マイルの部(約1.6km/制限時間:45分) 約1.6kmのコースは、佐久平駅周辺の高低差の少ないコース設定となっているため、初めてのマラソン参加や小さなお子さん、家族での参加にも最適です。 マラソン当日を満喫!ゲストやグルメ紹介 マラソンコースを走るだけじゃない、当日の楽しみ方をまとめてご紹介します。 ゲストランナーとの交流 佐久平ハーフマラソンでは、毎年注目のゲストランナーが参加しています。世界で活躍したトップアスリートや佐久市ゆかりのランナーが登場し、プロの走りを間近で体感できるのが魅力です。...
走っても楽しい! 走った後も楽しい大会!2025年佐久平ハーフマラソンについてご紹介
こんにちは。プラザ佐久です。 今年が3回目の開催となる「佐久平ハーフマラソン」佐久の新たなイベントとして注目されていますが、ご存知でしょうか。 今年も「走っても楽しい!走った後も楽しい大会!」がテーマとなっているそうです。佐久の雄大な自然の中を駆け抜ける爽快なコース、ゴール後の表彰式や限定グッズ、佐久市の特産品や地元グルメなどアフターイベントも盛りだくさん。また、ランナーだけでなく、応援に訪れた人やご家族でも楽しめる工夫が満載です。本記事では、大会概要から注目ポイント、地元ならではの見どころまでをご紹介します。参加を検討している方はもちろん、応援に行ってみたいという方も必見です。 ※大会へのエントリー受付は全種目すでに終了しているそうです。予めご了承ください。 佐久平ハーフマラソンとは 佐久市で2023年にスタートし、今年で3回目を迎える「佐久平ハーフマラソン」。スタート地点が北陸新幹線・佐久平駅から徒歩5分の好立地で、初心者から上級者まで楽しめる大会として注目されています。大会テーマに沿い、自然と歴史を感じられるコース設定や、趣向を凝らしたイベントが用意されており、単なる競技大会を超えた「佐久ならではの体験」ができるマラソンイベントです。 佐久平ハーフマラソンの楽しみ方 「走っても楽しい」ポイント 引用元:佐久市デジタルフォトギャラリー コースの最大の魅力は、佐久市の自然と歴史を体感できる点です。スタートからフィニッシュまで、浅間山や千曲川、五郎兵衛新田の田園地帯、歴史ある中山道の町並みなど、変化に富んだ景色が続きます。 沿道では、地元住民やボランティアによるおもてなしや、温かい声援がランナーを後押しし、「走ること自体が楽しい」と感じられる応援体制が整っています。 「走った後も楽しい」ポイント ゴール後は、総合順位や各種目別・部門別などの表彰があり、特別賞も設けられています。また、完走者全員に完走記録証が発行されるほか、参加者限定の特典も用意されています。 会場周辺には、佐久市の特産品や地元グルメが楽しめる飲食・物販ブースが設置されています。りんごや地酒、佐久鯉、安養寺らーめんなど、佐久市の味覚が満喫できます。近隣ホテルでは、参加者向けにチェックアウト後の入浴サービス(有料・タオル付)を提供しており、レース後に汗を流してリラックスできます。 SNSでは「飲み比べクラフトビールセット&北斗の拳コラボタンブラー」プレゼントキャンペーンが実施されています。大会受付開始を記念し、X(旧Twitter)で大会公式アカウントをフォロー&リポストすると、抽選で「軽井沢ビール飲み比べ3種セット」と「北斗の拳×タク技研のタンブラーmini」が3名様に当たるそうです。※すでに終了しています コース紹介!あなたにぴったりのコースは? 佐久平ハーフマラソンでは初心者から上級者まで、それぞれにあった3つのコースを設定しています。 ハーフマラソンの部(21.0975km/制限時間:3時間10分) コース全体の高低差が約70mあり、登り・下りが繰り返される起伏のあるチャレンジングなコースは、走りごたえがあります。 スタート直後は、佐久平駅周辺の新しい町並みから始まり、徐々に田園風景や山々が広がるエリアへと続きます。コース途中では、中山道の歴史ある宿場町(岩村田宿、塩名田宿、八幡宿など)を走り抜けます。江戸時代から続く町並みが残るエリアは、歴史好きにも魅力的です。浅間山、八ヶ岳、北アルプス、蓼科山など、周囲の山々を望む絶景がコースの随所で楽しめます。特に五郎兵衛新田の田園地帯は、広い空と開放感が魅力です。 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 5kmの部(制限時間:45分) 5kmの部も細かなアップダウンが含まれていますが、ハーフマラソンの部ほどの大きな高低差はありません。初心者やファミリーでも楽しめる設定です。1kmごとに距離表示があり、ペース管理がしやすく、給水ポイントも設置されているので安心して走れます。 中盤から後半にかけては、周辺の山々を望め、開放感のある景色が続きます。 1マイルの部(約1.6km/制限時間:45分) 約1.6kmのコースは、佐久平駅周辺の高低差の少ないコース設定となっているため、初めてのマラソン参加や小さなお子さん、家族での参加にも最適です。 マラソン当日を満喫!ゲストやグルメ紹介 マラソンコースを走るだけじゃない、当日の楽しみ方をまとめてご紹介します。 ゲストランナーとの交流 佐久平ハーフマラソンでは、毎年注目のゲストランナーが参加しています。世界で活躍したトップアスリートや佐久市ゆかりのランナーが登場し、プロの走りを間近で体感できるのが魅力です。...
夏休みは佐久市で芸術を感じよう!「キッズ・サーキットin佐久」0歳から楽しめる家族向け芸術祭
こんにちは。プラザ佐久です。 夏休みの計画はお済みですか?「子どもの感性を育み、家族で忘れられない思い出を作りたい」そんな願いを叶える特別なイベント、「キッズ・サーキットin佐久」が今年も開催されます。幅広い年代の子どもたちとその家族が、さまざまな舞台芸術を体験できる夏限定のイベントです。この記事では「キッズ・サーキットin佐久」の全容と、必見のプログラム、チケット情報、さらに周辺の観光スポットをご紹介します。この夏は佐久市で、心に残る芸術体験を家族で楽しみませんか? ※本記事に記載の公演予定やチケット購入方法などの情報はいずれも記事執筆時に確認したものです。最新情報は必ず公式ホームページやSNSを参照ください 「キッズ・サーキットin佐久」とは イベントの概要と歴史 「キッズ・サーキットin佐久」は、2018年に「児童・青少年のための舞台芸術フェスティバル」として第1回が開催され、毎年0歳から楽しめる舞台芸術フェスティバルとして夏休み期間中に開催されています。2025年の今年は第8回目を迎えます。市内各所の文化施設を舞台に、有名劇団やアーティストが集結し、演劇・音楽・ワークショップなど多彩なプログラムが予定されています。 芸術に触れる「舞台芸術フェスティバル」としての特徴 キッズ・サーキットin佐久は、市内複数会場を親子で「めぐる」ことをコンセプトに、パスポート制・完全予約制を導入し、家族が複数公演を計画的に楽しめる仕組みが特徴です。演劇・音楽・ベイビーシアター・ワークショップなど多彩なジャンルのプログラムが用意されています。また、地域文化の発信にも力を入れており、地元の文化団体やアーティストと連携し、子どもたちが観るだけではなく、実際に参加・体験して主役になれるワークショップも用意されています。 このような「家族で市内をめぐりながら多彩な舞台芸術を体験できる夏の芸術祭」は、全国的にも珍しく、他の地域ではなかなか体験できないユニークなイベントとなっています。 2025年の開催日程・会場・主催などの基本情報 2025年8月1日(金)~3日(日)の3日間、全24公演 会場:市内の5施設で同時開催・佐久市コスモホール(長野県佐久市下小田切124-1)・佐久平交流センター(長野県佐久市佐久平駅南4-1)・交流文化館浅科(長野県佐久市八幡229)・市民創錬センター(長野県佐久市猿久保165-1)・駒の里ふれあいセンター(長野県佐久市望月303) 主催:佐久市と佐久市文化事業団 2025年7月31日(木)オープニングステージ アクションミュージカル「ボクらはみんな生きている」パスポート不要!入場無料!全席自由!・会場:佐久市コスモホール(大ホール)・定員:750名・開演時間:①14:00②18:00いずれも開演時間の30分前から開場 オープニングステージは、パスポート購入不要ですが、無料の入場券が必要です。入場券は市内の施設で6月14日(土)から配布を開始しており、なくなり次第終了します。 配布場所:佐久市コスモホールと佐久平交流センター 見どころ・プログラム内容 注目イベント・子どもが主役になれるワークショップ オープニングステージ、今年の演目は「ボクらはみんな生きている」 佐久市コスモホールが主催する、こども創作シアター「IPPO(いっぽ)」の取り組みによるものです。小学3年生から高校2年生までの子どもたちが、オーディションや稽古に参加し、企画から出演まで携わるアクションミュージカルです。キッズ・サーキットin佐久のオープニングを飾る舞台として、毎年多くの観客が楽しみにしています。 2025年注目の公演・人気アーティスト ピアニカの魔術師スペシャルライブ 8月3日(日)に佐久平交流センターで開催します。テレビや各地のイベントで話題の「ピアニカの魔術師」チームによる、子どもから大人まで楽しめる圧巻の音楽パフォーマンスは、毎年大人気の公演です。 0歳から参加OK!年齢別おすすめプログラム 「キッズ・サーキットin佐久」では、お子様の成長や年齢に合わせてプログラムを選べるよう、おすすめの対象年齢が紹介されています。 0~3歳対象のベイビーシアター 演者との距離が近く、五感を刺激する演出や安心して過ごせる空間づくり、赤ちゃんの集中力や安心感に配慮された公演が特徴です。赤ちゃんの初めての舞台体験としても好評です。 3歳~小学生・ファミリー 笑いと驚きに満ちたクラウンショーや、物語の世界に引き込まれる人形劇など、親子で楽しめるプログラムが充実しています。...
夏休みは佐久市で芸術を感じよう!「キッズ・サーキットin佐久」0歳から楽しめる家族向け芸術祭
こんにちは。プラザ佐久です。 夏休みの計画はお済みですか?「子どもの感性を育み、家族で忘れられない思い出を作りたい」そんな願いを叶える特別なイベント、「キッズ・サーキットin佐久」が今年も開催されます。幅広い年代の子どもたちとその家族が、さまざまな舞台芸術を体験できる夏限定のイベントです。この記事では「キッズ・サーキットin佐久」の全容と、必見のプログラム、チケット情報、さらに周辺の観光スポットをご紹介します。この夏は佐久市で、心に残る芸術体験を家族で楽しみませんか? ※本記事に記載の公演予定やチケット購入方法などの情報はいずれも記事執筆時に確認したものです。最新情報は必ず公式ホームページやSNSを参照ください 「キッズ・サーキットin佐久」とは イベントの概要と歴史 「キッズ・サーキットin佐久」は、2018年に「児童・青少年のための舞台芸術フェスティバル」として第1回が開催され、毎年0歳から楽しめる舞台芸術フェスティバルとして夏休み期間中に開催されています。2025年の今年は第8回目を迎えます。市内各所の文化施設を舞台に、有名劇団やアーティストが集結し、演劇・音楽・ワークショップなど多彩なプログラムが予定されています。 芸術に触れる「舞台芸術フェスティバル」としての特徴 キッズ・サーキットin佐久は、市内複数会場を親子で「めぐる」ことをコンセプトに、パスポート制・完全予約制を導入し、家族が複数公演を計画的に楽しめる仕組みが特徴です。演劇・音楽・ベイビーシアター・ワークショップなど多彩なジャンルのプログラムが用意されています。また、地域文化の発信にも力を入れており、地元の文化団体やアーティストと連携し、子どもたちが観るだけではなく、実際に参加・体験して主役になれるワークショップも用意されています。 このような「家族で市内をめぐりながら多彩な舞台芸術を体験できる夏の芸術祭」は、全国的にも珍しく、他の地域ではなかなか体験できないユニークなイベントとなっています。 2025年の開催日程・会場・主催などの基本情報 2025年8月1日(金)~3日(日)の3日間、全24公演 会場:市内の5施設で同時開催・佐久市コスモホール(長野県佐久市下小田切124-1)・佐久平交流センター(長野県佐久市佐久平駅南4-1)・交流文化館浅科(長野県佐久市八幡229)・市民創錬センター(長野県佐久市猿久保165-1)・駒の里ふれあいセンター(長野県佐久市望月303) 主催:佐久市と佐久市文化事業団 2025年7月31日(木)オープニングステージ アクションミュージカル「ボクらはみんな生きている」パスポート不要!入場無料!全席自由!・会場:佐久市コスモホール(大ホール)・定員:750名・開演時間:①14:00②18:00いずれも開演時間の30分前から開場 オープニングステージは、パスポート購入不要ですが、無料の入場券が必要です。入場券は市内の施設で6月14日(土)から配布を開始しており、なくなり次第終了します。 配布場所:佐久市コスモホールと佐久平交流センター 見どころ・プログラム内容 注目イベント・子どもが主役になれるワークショップ オープニングステージ、今年の演目は「ボクらはみんな生きている」 佐久市コスモホールが主催する、こども創作シアター「IPPO(いっぽ)」の取り組みによるものです。小学3年生から高校2年生までの子どもたちが、オーディションや稽古に参加し、企画から出演まで携わるアクションミュージカルです。キッズ・サーキットin佐久のオープニングを飾る舞台として、毎年多くの観客が楽しみにしています。 2025年注目の公演・人気アーティスト ピアニカの魔術師スペシャルライブ 8月3日(日)に佐久平交流センターで開催します。テレビや各地のイベントで話題の「ピアニカの魔術師」チームによる、子どもから大人まで楽しめる圧巻の音楽パフォーマンスは、毎年大人気の公演です。 0歳から参加OK!年齢別おすすめプログラム 「キッズ・サーキットin佐久」では、お子様の成長や年齢に合わせてプログラムを選べるよう、おすすめの対象年齢が紹介されています。 0~3歳対象のベイビーシアター 演者との距離が近く、五感を刺激する演出や安心して過ごせる空間づくり、赤ちゃんの集中力や安心感に配慮された公演が特徴です。赤ちゃんの初めての舞台体験としても好評です。 3歳~小学生・ファミリー 笑いと驚きに満ちたクラウンショーや、物語の世界に引き込まれる人形劇など、親子で楽しめるプログラムが充実しています。...
佐久・中山道さんぽ 第6弾|八幡宿:喧騒から離れて、歴史にふれる静かなひととき
こんにちは。プラザ佐久です。天気の良い日は、どこかへ出かけたくなりますよね。佐久市の中山道沿いには、のんびり歩いて楽しめる宿場町が点在しています。今回の連載では、各宿場町の魅力や見どころをご紹介します。宿場町を巡る「歴史さんぽ」はいかがでしょうか。第6弾は「八幡宿(やわたしゅく)」です。喧騒から離れ、静かな時間が流れる町並みのなかを歩く旅です。 八幡宿とは 八幡宿は、千曲川の西岸に位置しています。対岸の塩名田宿の加宿である御馬寄地区や、次である望月宿からは約3kmと、比較的近い距離にあります。この宿場町は、慶長年間(1596〜1615年)から元和(げんな)年間(1615〜1624年)にかけて整備されたそうです。その際に、当時周辺にあった八幡・蓬田・桑山の3村が集まって形成されたそうです。本陣/問屋1軒(小松家)、脇本陣3軒(小松家・松沢家・鷹野家)、脇本陣/問屋1軒(依田家)、旅籠3軒がありました。比較的小規模な宿場だったとされているそうですが、脇本陣が4軒と多いことが特徴です。 宿場間の距離が近い位置に整備され、脇本陣が多かった背景には、千曲川の川止めや八幡宿と望月宿の間にある瓜生坂(うりゅうざか)という難所の影響、この近辺一帯が強粘土質で降雨や雪解けによって通行が困難になると、旅人が滞留しやすかったためだそうです。 また、宿場町としては1つにまとめられていましたが、もともと3つの村が集まって作られた経緯から、村ごとに名主などの村役がおり、それぞれ独立して運営されていたそうです。 八幡宿の東側は、粘土質の土壌が水田に適していたため、後に市川五郎兵衛によって開拓されました。現在では、その功績によってできた広大な「五郎兵衛新田」が広がっており、この地域のブランド米である「五郎兵衛米」を育んでいます。 五郎兵衛米については、プラザ佐久のこちらの記事もご覧ください。佐久市観光のお土産に最適!幻の米「五郎兵衛米」とは? 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 参照:佐久商工会議所:佐久歴史の道 町並み・見どころ 八幡宿には、江戸時代の宿場町の面影を感じさせる静かな町並みが広がっています。周辺に観光用の駐車場は設置されていませんが、八幡神社の裏手にある駐車場がアクセスしやすく便利です。詳しい場所は地図をご参照ください。 かつての宿場町を感じられる場所 町内には本陣や問屋、脇本陣の跡地が点在し、現存する建物もあります。本陣跡(小松屋)は、八幡宿の中央付近にあり、現在も当時の場所に門(薬医門)が現存しています。この門は中山道沿いの宿場本陣で最も古いといわれているそうで、佐久市の指定史跡にもなっています。脇本陣や問屋跡も町内に点在し、依田家などに一部の建物が現存しています。往時のままの姿で残る建物は限られていますが、外観や門などが史跡として現存しており、説明板が設置されており、宿場の歴史を学ぶ手がかりとなっています。 本陣から約90mの場所に、富岡街道のわかされ(街道の分岐点)があります。ここから南へ富岡街道(下仁田・富岡方面)や、野沢を経て佐久甲州道など複数の道が分岐しているそうで、米や特産品の流通や旅人の往来など、交通の要衝だったことがうかがえます。 参照:佐久広域連合 寺社 八幡神社は、この地域の鎮守社(ちんじゅしゃ)であり、八幡宿の地名の由来となった神社です。佐久市の有形文化財に指定されている本殿、瑞垣門(みずがきもん)、随神門、算額があり、見事な彫刻が施されています。算額に関しては額殿に奉納されており、長野県で最古の物と言われているそうです。また、境内には八幡神社の旧本殿である高良社(こうらしゃ)があり、こちらは国の重要文化財に指定されています。八幡神社の前には、八幡宿の江戸方の枡形(ますがた:入口)があったそうで、現在でも神社前の道路が多少広くなっています。八幡宿においては、京方の枡形が作られた記録や形跡がないそうです。 八幡宿周辺のグルメ 竹とんぼ 八幡宿から徒歩15分の場所にある中華レストランです。特産品である五郎兵衛米の米粉や、信州サーモンなど、地元の食材を活かしたメニューのほか、予約をすればジビエや佐久鯉なども楽しめます。 宴会のご予約や、オードブルなども取り扱っています。詳しい情報や営業時間などは、以下のリンクをご参照ください。レストラン竹とんぼ ちゃたまや:お菓子 八幡宿から徒歩16分の場所に、佐久市で人気の卵とスイーツのお店「ちゃたまや」があります。地元で生産された卵にはこだわりがあり、ジェラート、シュークリーム、焼き菓子の数々、お惣菜やお弁当など、さまざまな商品がそろっています。宿場町さんぽの休憩処として、おいしいスイーツを楽しむのもおすすめです。 詳しい情報や営業時間は、以下のリンクをご参照ください。ちゃたまや また、プラザ佐久ではちゃたまやに関する記事も掲載していますので、そちらもあわせてご覧ください。ほっとぱーく浅科にちゃたまやが出店・魅力をご紹介 八幡宿を満喫するための過ごし方 歴史と史跡めぐり 八幡宿に残る史跡や町並みを散策しながら、当時の雰囲気を味わえます。特に八幡神社は、この地域の鎮守社であり、佐久市有形文化財や国の重要文化財に指定された建造物も見どころです。参拝とあわせて歴史的な価値のある建築や彫刻を楽しんでください。 地元食材のグルメを楽しむ 八幡宿周辺には、地元の食材を使った中華レストランの「竹とんぼ」や人気のスイーツ店「ちゃたまや」があります。いずれも徒歩圏内にあり、気軽に立ち寄ることができます。場町さんぽの際は、昼食や休憩処として自慢の味をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。...
佐久・中山道さんぽ 第6弾|八幡宿:喧騒から離れて、歴史にふれる静かなひととき
こんにちは。プラザ佐久です。天気の良い日は、どこかへ出かけたくなりますよね。佐久市の中山道沿いには、のんびり歩いて楽しめる宿場町が点在しています。今回の連載では、各宿場町の魅力や見どころをご紹介します。宿場町を巡る「歴史さんぽ」はいかがでしょうか。第6弾は「八幡宿(やわたしゅく)」です。喧騒から離れ、静かな時間が流れる町並みのなかを歩く旅です。 八幡宿とは 八幡宿は、千曲川の西岸に位置しています。対岸の塩名田宿の加宿である御馬寄地区や、次である望月宿からは約3kmと、比較的近い距離にあります。この宿場町は、慶長年間(1596〜1615年)から元和(げんな)年間(1615〜1624年)にかけて整備されたそうです。その際に、当時周辺にあった八幡・蓬田・桑山の3村が集まって形成されたそうです。本陣/問屋1軒(小松家)、脇本陣3軒(小松家・松沢家・鷹野家)、脇本陣/問屋1軒(依田家)、旅籠3軒がありました。比較的小規模な宿場だったとされているそうですが、脇本陣が4軒と多いことが特徴です。 宿場間の距離が近い位置に整備され、脇本陣が多かった背景には、千曲川の川止めや八幡宿と望月宿の間にある瓜生坂(うりゅうざか)という難所の影響、この近辺一帯が強粘土質で降雨や雪解けによって通行が困難になると、旅人が滞留しやすかったためだそうです。 また、宿場町としては1つにまとめられていましたが、もともと3つの村が集まって作られた経緯から、村ごとに名主などの村役がおり、それぞれ独立して運営されていたそうです。 八幡宿の東側は、粘土質の土壌が水田に適していたため、後に市川五郎兵衛によって開拓されました。現在では、その功績によってできた広大な「五郎兵衛新田」が広がっており、この地域のブランド米である「五郎兵衛米」を育んでいます。 五郎兵衛米については、プラザ佐久のこちらの記事もご覧ください。佐久市観光のお土産に最適!幻の米「五郎兵衛米」とは? 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 参照:佐久商工会議所:佐久歴史の道 町並み・見どころ 八幡宿には、江戸時代の宿場町の面影を感じさせる静かな町並みが広がっています。周辺に観光用の駐車場は設置されていませんが、八幡神社の裏手にある駐車場がアクセスしやすく便利です。詳しい場所は地図をご参照ください。 かつての宿場町を感じられる場所 町内には本陣や問屋、脇本陣の跡地が点在し、現存する建物もあります。本陣跡(小松屋)は、八幡宿の中央付近にあり、現在も当時の場所に門(薬医門)が現存しています。この門は中山道沿いの宿場本陣で最も古いといわれているそうで、佐久市の指定史跡にもなっています。脇本陣や問屋跡も町内に点在し、依田家などに一部の建物が現存しています。往時のままの姿で残る建物は限られていますが、外観や門などが史跡として現存しており、説明板が設置されており、宿場の歴史を学ぶ手がかりとなっています。 本陣から約90mの場所に、富岡街道のわかされ(街道の分岐点)があります。ここから南へ富岡街道(下仁田・富岡方面)や、野沢を経て佐久甲州道など複数の道が分岐しているそうで、米や特産品の流通や旅人の往来など、交通の要衝だったことがうかがえます。 参照:佐久広域連合 寺社 八幡神社は、この地域の鎮守社(ちんじゅしゃ)であり、八幡宿の地名の由来となった神社です。佐久市の有形文化財に指定されている本殿、瑞垣門(みずがきもん)、随神門、算額があり、見事な彫刻が施されています。算額に関しては額殿に奉納されており、長野県で最古の物と言われているそうです。また、境内には八幡神社の旧本殿である高良社(こうらしゃ)があり、こちらは国の重要文化財に指定されています。八幡神社の前には、八幡宿の江戸方の枡形(ますがた:入口)があったそうで、現在でも神社前の道路が多少広くなっています。八幡宿においては、京方の枡形が作られた記録や形跡がないそうです。 八幡宿周辺のグルメ 竹とんぼ 八幡宿から徒歩15分の場所にある中華レストランです。特産品である五郎兵衛米の米粉や、信州サーモンなど、地元の食材を活かしたメニューのほか、予約をすればジビエや佐久鯉なども楽しめます。 宴会のご予約や、オードブルなども取り扱っています。詳しい情報や営業時間などは、以下のリンクをご参照ください。レストラン竹とんぼ ちゃたまや:お菓子 八幡宿から徒歩16分の場所に、佐久市で人気の卵とスイーツのお店「ちゃたまや」があります。地元で生産された卵にはこだわりがあり、ジェラート、シュークリーム、焼き菓子の数々、お惣菜やお弁当など、さまざまな商品がそろっています。宿場町さんぽの休憩処として、おいしいスイーツを楽しむのもおすすめです。 詳しい情報や営業時間は、以下のリンクをご参照ください。ちゃたまや また、プラザ佐久ではちゃたまやに関する記事も掲載していますので、そちらもあわせてご覧ください。ほっとぱーく浅科にちゃたまやが出店・魅力をご紹介 八幡宿を満喫するための過ごし方 歴史と史跡めぐり 八幡宿に残る史跡や町並みを散策しながら、当時の雰囲気を味わえます。特に八幡神社は、この地域の鎮守社であり、佐久市有形文化財や国の重要文化財に指定された建造物も見どころです。参拝とあわせて歴史的な価値のある建築や彫刻を楽しんでください。 地元食材のグルメを楽しむ 八幡宿周辺には、地元の食材を使った中華レストランの「竹とんぼ」や人気のスイーツ店「ちゃたまや」があります。いずれも徒歩圏内にあり、気軽に立ち寄ることができます。場町さんぽの際は、昼食や休憩処として自慢の味をゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。...
佐久・中山道さんぽ 第5弾|岩村田宿:暮らしの中にある宿場町 商人の歴史と人の営みを感じる町
こんにちは。プラザ佐久です。天気の良い日は、どこかへ出かけたくなりますよね。佐久市の中山道沿いには、のんびり歩いて楽しめる宿場町が点在しています。今回の連載では、各宿場町の魅力や見どころをご紹介します。宿場町を巡る「歴史さんぽ」はいかがでしょうか。第5弾は「岩村田宿(いわむらだしゅく)」です。岩村田宿は商人の町として栄え、今も佐久市の中心地として活気を保っています。その独自の歴史や、寺院が本陣・脇本陣の役割を担った背景、現代に受け継がれる町のにぎわいなど、他の宿場町とは異なる魅力が詰まっています。本記事では、岩村田宿の歴史・見どころ・現代の姿をわかりやすくご紹介します。 岩村田宿とは 岩村田宿は、江戸時代に本陣・脇本陣を持たず、商人の町として独自の発展を遂げた宿場町であり、今も佐久市の中心地となっています。 岩村田宿に本陣がなかった理由とは? それは、元禄十六年(1703年)に内藤氏により岩村田藩が成立し、この地域が藩の中心となったためだそうです。特に、幕末に岩村田城(藤ヶ城)が築かれると城下町としての町割りが本格化し、大名や幕府高官などの宿泊は藩主や城主が管理していたため外部の有力者が自由に宿泊することが制限されていたそうです。こうした背景から、旅籠の数も少なく、天保14年(1843年)当時で家屋350軒のうち旅籠はわずか8軒のみで、周辺の寺院が本陣・脇本陣の機能を果たしていたと伝えられています。 岩村田藩成立に際して岩村田が選ばれた理由は、政治・経済・交通の中心地としての機能が備わっていたためだそうです。鎌倉時代に信濃でも有数の都市として発展(戦国の世で一時衰退したが再興された)し、江戸時代には米穀の集積地であり、中山道・善光寺街道・佐久甲州道・下仁田道の分岐点として、交通の要衝であったとされています。 本陣・脇本陣に代わり、問屋が町の政治や運営にも深く関わっていたそうです。問屋は「上の問屋」・「下の問屋」の2軒体制で半月交代で業務を分担していました。他の宿場町では宿泊や人馬手配が主な役割でしたが、岩村田宿は交通の要衝であったことから、商業取引・物資流通に関する業務が活発で、佐久地域一帯の経済の中心地としてにぎわっていたそうです。こうした背景により、岩村田宿は本陣・脇本陣を設けず、寺院や問屋がその役割を担うという、中山道でも極めて珍しい形態をとりました。その結果、商人の町として発展していったとされています。参照:佐久市 信州佐久旅の観光ガイド 佐久商工会議所:佐久歴史の道 町並み・見どころ 岩村田宿は、商人文化と現代の暮らしが融合した独特の雰囲気が魅力です。歴史的なスポットや老舗店、寺社など、歩いて巡れる見どころが点在していますので宿場町さんぽをしながらその魅力を体感してください。 岩村田商店街にある「天神堂商店街 駐車場」は岩村田宿へアクセスしやすい無料の駐車場です。 商業活動の拠点とそれを支えた2つの寺院 岩村田宿は、問屋が物流の中心を担い、寺院が本陣・脇本陣の役割を果たすという、全国的にも珍しい町の仕組みで発展してきました。現在の商店街は建て替えられていますが、町割りや道筋に当時の面影が感じられます。 問屋建物(上の問屋:荻原家・原家、下の問屋:依田家) 宿場運営や物流の中心であった2軒の問屋は、「上の問屋」が本町の龍雲寺の南側にあり、「下の問屋」は相生町の交差点の北側にありました。これらの問屋が商業の拠点となり、宿場町の発展を支えました。 岩村田宿では、龍雲寺が本陣、西念寺が脇本陣の役割を担っていたそうです。本陣・脇本陣の役割を寺院が担っていた理由は、寺院特有の広い敷地や格式が適していたためです。大広間や専用の部屋を提供し、宿泊・会議・儀式の場として利用されていたそうで、単なる宿泊施設としてだけでなく、重要な情報交換や公的な行事の拠点にもなっていました。 歴史と信仰に触れる寺社と史跡 若宮八幡神社(岩村田八幡神社) 宿場町の氏神として古くから地域の信仰を集めてきた神社です。毎年7月中旬の「岩村田祇園祭」では、神輿が町内を巡ります。当日は歩行者天国となり各種イベントも開催されるお祭りです。参照:岩村田商店街 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 住吉神社 岩村田宿の入り口で、江戸方の枡形近くにあり、この付近から岩村田宿が始まります。戦国時代の文明年間(1469〜1487年)に創建され、庚申塔や道祖神、石祠などが祀られています。 鼻顔稲荷神社(はなづらいなり) 岩村田宿の北側にある湯川の断崖上にあり、朱塗りの鳥居や境内の雰囲気が印象的な神社です。江戸時代には「おこもり」と呼ばれる、主に女性が遠方から参拝に訪れる風習が盛んで、稲荷町・花園町は鳥居前町としてにぎわいました。毎年2月11日の「初午祭」では、湯川のほとりで奉焼祭(ほうしょうさい)が執り行われ、1年間お世話になったダルマのお焚き上げをし、縁起物の販売も行われます。 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 岩村田城址(藩陣屋跡) 本町商店街の南東側に造られ、現在は宅地化や小学校、公園の敷地となっており、一部に土塁や城址碑が残されています。 旧中山道と旧旧中山道 岩村田宿には「旧中山道」と「旧旧中山道」という2つの道筋があります。旧中山道は江戸時代中期以降に整備され、現在の岩村田本町商店街を中心としたメインストリートとして残っている道筋です。旧旧中山道は、江戸時代以前から使われていた古い道筋です。現在の旧中山道から一筋奥に入った道筋で、佐久ホテルの前を通っています。岩村田宿を訪れる際は、旧中山道と旧旧中山道の両方を歩き、宿場町の歴史や文化の奥深さをぜひ体感してみてください。 暮らしとともにある岩村田宿の“いま”...
佐久・中山道さんぽ 第5弾|岩村田宿:暮らしの中にある宿場町 商人の歴史と人の営みを感じる町
こんにちは。プラザ佐久です。天気の良い日は、どこかへ出かけたくなりますよね。佐久市の中山道沿いには、のんびり歩いて楽しめる宿場町が点在しています。今回の連載では、各宿場町の魅力や見どころをご紹介します。宿場町を巡る「歴史さんぽ」はいかがでしょうか。第5弾は「岩村田宿(いわむらだしゅく)」です。岩村田宿は商人の町として栄え、今も佐久市の中心地として活気を保っています。その独自の歴史や、寺院が本陣・脇本陣の役割を担った背景、現代に受け継がれる町のにぎわいなど、他の宿場町とは異なる魅力が詰まっています。本記事では、岩村田宿の歴史・見どころ・現代の姿をわかりやすくご紹介します。 岩村田宿とは 岩村田宿は、江戸時代に本陣・脇本陣を持たず、商人の町として独自の発展を遂げた宿場町であり、今も佐久市の中心地となっています。 岩村田宿に本陣がなかった理由とは? それは、元禄十六年(1703年)に内藤氏により岩村田藩が成立し、この地域が藩の中心となったためだそうです。特に、幕末に岩村田城(藤ヶ城)が築かれると城下町としての町割りが本格化し、大名や幕府高官などの宿泊は藩主や城主が管理していたため外部の有力者が自由に宿泊することが制限されていたそうです。こうした背景から、旅籠の数も少なく、天保14年(1843年)当時で家屋350軒のうち旅籠はわずか8軒のみで、周辺の寺院が本陣・脇本陣の機能を果たしていたと伝えられています。 岩村田藩成立に際して岩村田が選ばれた理由は、政治・経済・交通の中心地としての機能が備わっていたためだそうです。鎌倉時代に信濃でも有数の都市として発展(戦国の世で一時衰退したが再興された)し、江戸時代には米穀の集積地であり、中山道・善光寺街道・佐久甲州道・下仁田道の分岐点として、交通の要衝であったとされています。 本陣・脇本陣に代わり、問屋が町の政治や運営にも深く関わっていたそうです。問屋は「上の問屋」・「下の問屋」の2軒体制で半月交代で業務を分担していました。他の宿場町では宿泊や人馬手配が主な役割でしたが、岩村田宿は交通の要衝であったことから、商業取引・物資流通に関する業務が活発で、佐久地域一帯の経済の中心地としてにぎわっていたそうです。こうした背景により、岩村田宿は本陣・脇本陣を設けず、寺院や問屋がその役割を担うという、中山道でも極めて珍しい形態をとりました。その結果、商人の町として発展していったとされています。参照:佐久市 信州佐久旅の観光ガイド 佐久商工会議所:佐久歴史の道 町並み・見どころ 岩村田宿は、商人文化と現代の暮らしが融合した独特の雰囲気が魅力です。歴史的なスポットや老舗店、寺社など、歩いて巡れる見どころが点在していますので宿場町さんぽをしながらその魅力を体感してください。 岩村田商店街にある「天神堂商店街 駐車場」は岩村田宿へアクセスしやすい無料の駐車場です。 商業活動の拠点とそれを支えた2つの寺院 岩村田宿は、問屋が物流の中心を担い、寺院が本陣・脇本陣の役割を果たすという、全国的にも珍しい町の仕組みで発展してきました。現在の商店街は建て替えられていますが、町割りや道筋に当時の面影が感じられます。 問屋建物(上の問屋:荻原家・原家、下の問屋:依田家) 宿場運営や物流の中心であった2軒の問屋は、「上の問屋」が本町の龍雲寺の南側にあり、「下の問屋」は相生町の交差点の北側にありました。これらの問屋が商業の拠点となり、宿場町の発展を支えました。 岩村田宿では、龍雲寺が本陣、西念寺が脇本陣の役割を担っていたそうです。本陣・脇本陣の役割を寺院が担っていた理由は、寺院特有の広い敷地や格式が適していたためです。大広間や専用の部屋を提供し、宿泊・会議・儀式の場として利用されていたそうで、単なる宿泊施設としてだけでなく、重要な情報交換や公的な行事の拠点にもなっていました。 歴史と信仰に触れる寺社と史跡 若宮八幡神社(岩村田八幡神社) 宿場町の氏神として古くから地域の信仰を集めてきた神社です。毎年7月中旬の「岩村田祇園祭」では、神輿が町内を巡ります。当日は歩行者天国となり各種イベントも開催されるお祭りです。参照:岩村田商店街 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 住吉神社 岩村田宿の入り口で、江戸方の枡形近くにあり、この付近から岩村田宿が始まります。戦国時代の文明年間(1469〜1487年)に創建され、庚申塔や道祖神、石祠などが祀られています。 鼻顔稲荷神社(はなづらいなり) 岩村田宿の北側にある湯川の断崖上にあり、朱塗りの鳥居や境内の雰囲気が印象的な神社です。江戸時代には「おこもり」と呼ばれる、主に女性が遠方から参拝に訪れる風習が盛んで、稲荷町・花園町は鳥居前町としてにぎわいました。毎年2月11日の「初午祭」では、湯川のほとりで奉焼祭(ほうしょうさい)が執り行われ、1年間お世話になったダルマのお焚き上げをし、縁起物の販売も行われます。 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 岩村田城址(藩陣屋跡) 本町商店街の南東側に造られ、現在は宅地化や小学校、公園の敷地となっており、一部に土塁や城址碑が残されています。 旧中山道と旧旧中山道 岩村田宿には「旧中山道」と「旧旧中山道」という2つの道筋があります。旧中山道は江戸時代中期以降に整備され、現在の岩村田本町商店街を中心としたメインストリートとして残っている道筋です。旧旧中山道は、江戸時代以前から使われていた古い道筋です。現在の旧中山道から一筋奥に入った道筋で、佐久ホテルの前を通っています。岩村田宿を訪れる際は、旧中山道と旧旧中山道の両方を歩き、宿場町の歴史や文化の奥深さをぜひ体感してみてください。 暮らしとともにある岩村田宿の“いま”...
佐久・中山道さんぽ 第4弾|茂田井間の宿:小さな宿場町の静けさに包まれて初夏のさんぽ
こんにちは。プラザ佐久です。天気の良い日は、どこかへ出かけたくなりますよね。佐久市の中山道沿いには、のんびり歩いて楽しめる宿場町が点在しています。今回の連載では、各宿場町の魅力や見どころをご紹介します。宿場町を巡る「歴史さんぽ」はいかがでしょうか。 第4弾は「茂田井間の宿(もたいあいのしゅく)」です。ひっそりとたたずむ宿場町で、古い街並みと自然を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。 茂田井間の宿とは 茂田井間の宿は、中山道望月宿と芦田宿の間に位置する地域です。江戸時代、宿場間の距離が長かったため「間の宿」として設けられました。本陣や旅籠はなく、旅人が休息するための場所として機能していたそうです。幕府は本宿以外での宿泊を厳しく取り締まっていたため、茂田井はあくまで休憩所ですが、大行列や特別な事情の際には重要な役割を果たしていたそうです。 また、茂田井は良質な米の産地であり、小諸藩主や家臣たちが茂田井産の米を江戸まで運ばせた歴史があります。元禄2年(1689年)には酒造りが始まったそうで、現在も2軒の老舗酒蔵が現役で稼働しています。 町並み・見どころ 宿場の長さは750m〜1.7kmほどで、江戸時代の道幅や町割りがそのまま残っているため、ほとんど当時と変わらない町並みが残されています。 望月地区にある「おいでなんし望月へ駐車場」や「望月商工会佐久市観光協会望月支部駐車場」からは、徒歩で35分です。駐車場から徒歩で向かうと、道沿いにある道標などの史跡を見ながら歩けます。また、宿場の中には、アクセスしやすい場所に「大澤酒造駐車場」があります。 歴史的な建物と文化財 茂田井間の宿で最大の魅力は、昔ながらの町並みが残されていることです。明治・昭和期に新たな道が集落を迂回して整備されたため、現代的な開発を免れ、当時の面影が色濃く残りました。白壁の土蔵や板塀、連子格子の家々が旧街道沿いに並び、道端には江戸時代から続く水路が静かに流れています。この水路と坂道のある地形は町並みの風情を一層引き立てています。 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 町並みの保存は、法的な景観保存地区の指定によるものではなく、住民たちの「この景観を後世に残したい」という強い思いと自主的な努力によって守られてきたそうです。この住民主体の保存活動によって、茂田井間の宿ならではの温かさと静けさを今に伝えています。 江戸時代後期の住宅や酒造施設など30棟が国の登録有形文化財に指定されています。これほど多くの建物が一度に登録されているのは全国的にも珍しいそうです。特に、大澤酒造と武重本家酒造の建物は現役で使われており、伝統的な酒蔵建築や蔵の敷地が良好な状態で保存されています。 大澤酒造 元禄2年(1689年)創業の330年以上の歴史を持つ老舗酒蔵です。酒蔵は非公開ですが、敷地内には、酒造りに使われていた古い酒蔵を改装した「しなの山林美術館」「大澤酒造民俗資料館」「名主の館書道館」があります。 「民俗資料館」が開設された経緯は、創業元年に醸造されたと思われるお酒が蔵内で見つかり、現存する最古の日本酒と認定されたことがきっかけでした。資料館には、その日本酒が詰められていた古伊万里の壺「秘蔵元禄の壺」や、酒造に眠っていた数々の資料が展示されています。資料館の隣接には、大澤家出身の画家・大澤邦雄氏の喜寿を記念して建てられた「しなの山林美術館」と、近代書道の祖・比田井天来や天来門流作家の作品、明鏡止水のラベルの書家・吉野大巨氏の作品などが展示されている「名主の館書道館」もあり、歴史とともに芸術も堪能できるスポットとなっています。 資料館の営業時間は9:00〜17:00(最終入館16:30)。定休日は年末年始です。団体の場合は事前連絡が必要です。 参照:長野県博物館協議会 武重本家酒造 江戸時代後期から明治・大正期にかけて建てられた住宅や酒造施設は、前述の登録有形文化財群の一部であり、主屋をはじめとする建物が今なお当時の姿をとどめています。土蔵造りや切妻造りといった伝統的な建築様式が残され、蔵の中では現在も日本酒造りが続けられています。 映画「たそがれ清兵衛」や「男はつらいよ」のロケ地であり、「サマーウォーズ」では武重本家酒造の建物が作中のモデルとなって登場しています。また、明治・大正時代の歌人である若山牧水がこの地を訪れたことを記念し、敷地内に歌碑が建てられています。牧水が詠んだ酒や旅をテーマにした和歌が刻まれ、文学ファンにも人気のスポットとなっています。 歴史と信仰に触れる寺社と史跡 神明社:茂田井の鎮守社です。伊勢神宮と同じ神明造りの本殿が特徴で、地域の人々の信仰を集めてきました。 諏訪社:境内には村内各地から集められた大小9基の夫婦道祖神が並んでいます。 無量寺:古くからこの地域にある寺院です。 石割坂:茂田井宿の上組と下組を結ぶ坂道です。かつて大きな岩があったそうですが、中山道整備の際に岩を砕き通りやすくしたことから、石割坂と呼ばれています。 茂田井一里塚:江戸時代の旅人が距離の目安とした塚で、当時の交通や旅の様子が感じられます。 上組高札場跡:江戸時代、法令やお触れを掲示した場所の跡で、当時の行政や地域の様子を伝えています。 参照:佐久商工会議所:佐久歴史の道 茂田井間の宿のグルメと体験...
佐久・中山道さんぽ 第4弾|茂田井間の宿:小さな宿場町の静けさに包まれて初夏のさんぽ
こんにちは。プラザ佐久です。天気の良い日は、どこかへ出かけたくなりますよね。佐久市の中山道沿いには、のんびり歩いて楽しめる宿場町が点在しています。今回の連載では、各宿場町の魅力や見どころをご紹介します。宿場町を巡る「歴史さんぽ」はいかがでしょうか。 第4弾は「茂田井間の宿(もたいあいのしゅく)」です。ひっそりとたたずむ宿場町で、古い街並みと自然を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。 茂田井間の宿とは 茂田井間の宿は、中山道望月宿と芦田宿の間に位置する地域です。江戸時代、宿場間の距離が長かったため「間の宿」として設けられました。本陣や旅籠はなく、旅人が休息するための場所として機能していたそうです。幕府は本宿以外での宿泊を厳しく取り締まっていたため、茂田井はあくまで休憩所ですが、大行列や特別な事情の際には重要な役割を果たしていたそうです。 また、茂田井は良質な米の産地であり、小諸藩主や家臣たちが茂田井産の米を江戸まで運ばせた歴史があります。元禄2年(1689年)には酒造りが始まったそうで、現在も2軒の老舗酒蔵が現役で稼働しています。 町並み・見どころ 宿場の長さは750m〜1.7kmほどで、江戸時代の道幅や町割りがそのまま残っているため、ほとんど当時と変わらない町並みが残されています。 望月地区にある「おいでなんし望月へ駐車場」や「望月商工会佐久市観光協会望月支部駐車場」からは、徒歩で35分です。駐車場から徒歩で向かうと、道沿いにある道標などの史跡を見ながら歩けます。また、宿場の中には、アクセスしやすい場所に「大澤酒造駐車場」があります。 歴史的な建物と文化財 茂田井間の宿で最大の魅力は、昔ながらの町並みが残されていることです。明治・昭和期に新たな道が集落を迂回して整備されたため、現代的な開発を免れ、当時の面影が色濃く残りました。白壁の土蔵や板塀、連子格子の家々が旧街道沿いに並び、道端には江戸時代から続く水路が静かに流れています。この水路と坂道のある地形は町並みの風情を一層引き立てています。 引用:佐久市デジタルフォトギャラリー 町並みの保存は、法的な景観保存地区の指定によるものではなく、住民たちの「この景観を後世に残したい」という強い思いと自主的な努力によって守られてきたそうです。この住民主体の保存活動によって、茂田井間の宿ならではの温かさと静けさを今に伝えています。 江戸時代後期の住宅や酒造施設など30棟が国の登録有形文化財に指定されています。これほど多くの建物が一度に登録されているのは全国的にも珍しいそうです。特に、大澤酒造と武重本家酒造の建物は現役で使われており、伝統的な酒蔵建築や蔵の敷地が良好な状態で保存されています。 大澤酒造 元禄2年(1689年)創業の330年以上の歴史を持つ老舗酒蔵です。酒蔵は非公開ですが、敷地内には、酒造りに使われていた古い酒蔵を改装した「しなの山林美術館」「大澤酒造民俗資料館」「名主の館書道館」があります。 「民俗資料館」が開設された経緯は、創業元年に醸造されたと思われるお酒が蔵内で見つかり、現存する最古の日本酒と認定されたことがきっかけでした。資料館には、その日本酒が詰められていた古伊万里の壺「秘蔵元禄の壺」や、酒造に眠っていた数々の資料が展示されています。資料館の隣接には、大澤家出身の画家・大澤邦雄氏の喜寿を記念して建てられた「しなの山林美術館」と、近代書道の祖・比田井天来や天来門流作家の作品、明鏡止水のラベルの書家・吉野大巨氏の作品などが展示されている「名主の館書道館」もあり、歴史とともに芸術も堪能できるスポットとなっています。 資料館の営業時間は9:00〜17:00(最終入館16:30)。定休日は年末年始です。団体の場合は事前連絡が必要です。 参照:長野県博物館協議会 武重本家酒造 江戸時代後期から明治・大正期にかけて建てられた住宅や酒造施設は、前述の登録有形文化財群の一部であり、主屋をはじめとする建物が今なお当時の姿をとどめています。土蔵造りや切妻造りといった伝統的な建築様式が残され、蔵の中では現在も日本酒造りが続けられています。 映画「たそがれ清兵衛」や「男はつらいよ」のロケ地であり、「サマーウォーズ」では武重本家酒造の建物が作中のモデルとなって登場しています。また、明治・大正時代の歌人である若山牧水がこの地を訪れたことを記念し、敷地内に歌碑が建てられています。牧水が詠んだ酒や旅をテーマにした和歌が刻まれ、文学ファンにも人気のスポットとなっています。 歴史と信仰に触れる寺社と史跡 神明社:茂田井の鎮守社です。伊勢神宮と同じ神明造りの本殿が特徴で、地域の人々の信仰を集めてきました。 諏訪社:境内には村内各地から集められた大小9基の夫婦道祖神が並んでいます。 無量寺:古くからこの地域にある寺院です。 石割坂:茂田井宿の上組と下組を結ぶ坂道です。かつて大きな岩があったそうですが、中山道整備の際に岩を砕き通りやすくしたことから、石割坂と呼ばれています。 茂田井一里塚:江戸時代の旅人が距離の目安とした塚で、当時の交通や旅の様子が感じられます。 上組高札場跡:江戸時代、法令やお触れを掲示した場所の跡で、当時の行政や地域の様子を伝えています。 参照:佐久商工会議所:佐久歴史の道 茂田井間の宿のグルメと体験...