秋のおでかけに!佐久市内山地区で楽しむコスモスの名所巡り

こんにちは。プラザ佐久です。
長野県佐久市内山には、市の花「コスモス」の名所である「コスモス街道」や「大コスモス園」があり、9月中旬頃に見頃を迎えます。周辺には「荒船パノラマキャンプフィールド」や「内山峡」「荒船山」などの観光スポットもあるので、秋の風物詩コスモスの景色を楽しみながら散策をしたり、大自然を満喫したりしたい方にオススメです。

この記事では、コスモスの風景を望める観光スポットやコスモスを楽しむポイントなどをご紹介します。

コスモスの名所、佐久市内山地区

コスモスは、佐久市のシンボルとして親しまれています。現在の佐久市は2005年に旧佐久市と臼田町、浅科村、望月町が合併したもので、新市発足から5周年を迎えた2010年4月1日に、佐久市の花としてコスモスが選ばれました。

選考理由としては、内山地区にある「コスモス街道」が佐久市の観光名所として全国的に知名度が高く、毎年9月に開催される「佐久高原コスモスまつり」に多くの観光客が訪れることや、市民にも親しまれていることが挙げられました。

内山地区は佐久市の南側にあり、群馬県下仁田町に隣接するエリアです。コスモス街道のほか、「内山峡」や「荒船パノラマキャンプフィールド」などの観光スポットがあります。

秋のおでかけに。コスモス風景を楽しめる観光スポット

ここからは、秋にコスモスが咲き誇る風景を楽しめる、「コスモス街道」と「大コスモス園」をご紹介します。

参考:佐久市「コスモス街道と大コスモス園

両側に可憐な花が続く道「コスモス街道」

コスモス街道①(令和6年)
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

佐久市と群馬県下仁田地区を結ぶ国道254号線沿い、県境の内山トンネルを抜けた「黒田地区」から「松井地区」までを「コスモス街道」と呼びます。地元の方々が丹精込めて育てたコスモスが9kmにも及んで咲き誇り、ドライブや散策を楽しめますよ。

1972年に地元の老人クラブの方々がコスモスを植えたのがきっかけだそうで、現在も地元の方々によって手入れが行われています。9月頃の開花時期にあわせて、「佐久高原コスモスまつり」も開催。地元老人クラブの皆さんによる湯茶接待所が設置されたり、沿線の直売所では地元農産物の販売が行われたりします

100万本の花が咲き誇る丘「大コスモス園」

大コスモス園①(令和6年)
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

コスモス街道から車で20分程の「荒船パノラマキャンプフィールド」の中には、3万㎡に約10万株ものコスモスが植えられた「大コスモス園」があります。9月中旬から10月上旬にかけて白やピンクのコスモスが咲き誇り、秋の訪れを感じられるので、散策しながら景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。入園が無料なのもうれしいポイントです。
また、「荒船パノラマキャンプフィールド(旧内山牧場キャンプ場)」は、リーズナブルな価格でオートキャンプやBBQ等が楽しめるキャンプ場です。雄大な荒船山を望む景色などが特長なので、食事とともに大自然を満喫してみてはいかがでしょうか。

コスモスと併せて訪れたい内山地区の観光スポット

佐久市内山地区には、コスモス以外にも観光名所があります。コスモスと併せて訪れたい観光スポットをご紹介します。

さまざまな奇岩怪石が点在する「内山峡」

佐久市と群馬県下仁田町を結ぶ国道254号線にある「内山峡」(内山峠)は、さまざまな形の奇岩怪岩や四季折々の佐久の自然を感じられるスポットで、荒船山の火山活動で出た溶岩が風化してできた岩山が点在しています。

都に出向いたきり戻らない夫の右大臣藤原内基公を待ち続け、悲しみのあまり岩に化身してしまったという伝説のある「お姫岩」や、中国の不老不死の仙人が住む蓬莱山から名付けられたとされる「蓬莱岩」のほか、「屏風岩」や「ナポレオン岩」「だんご岩」のようにそれぞれに名前がついているので、岩石の形と名前を照らし合わせてみると楽しいですよ。

内山峡は「花の名所」としても知られているほか、信州のサンセットポイント百選にも選ばれた絶景スポットです。訪れる季節や時間帯などによってさまざまな自然の表情を感じられます。

参考:佐久市「内山峠

断崖絶壁からの絶景を見渡せる「荒船山」

佐久市と群馬県下仁田町の県境にまたがる標高1,423mの「荒船山」は、断崖絶壁からの絶景を見渡せる人気の観光スポットです。

妙義荒船佐久高原国定公園に含まれ、幅約400m、長さ約2kmにおよぶ溶岩台地は、200m弱の垂直な絶壁をもちます。その景観が荒波の中を進む船のように見えることが名前の由来といわれており、その景観は圧巻です。

登山コースとしても人気が高く、登山口から約1時間30分ほどの断崖絶壁の「艫岩(ともいわ)展望台」からは、浅間山や妙義、神津牧場などの絶景を見渡せます。

参考:佐久市「荒船山

佐久でコスモスを楽しむためのポイント

ここからは、佐久市でコスモスを楽しむためのポイントを2つご紹介します。

コスモスの開花状況をチェック

コスモスの開花時期は、その年の気候や生育状況などによって変動があるため、観光を検討する際は事前にコスモスの開花状況をチェックしていくのがオススメです。

また、「コスモス街道」では例年9月上旬から咲き始め、9月中旬頃に見頃となります。一方、「大コスモス園」はコスモス街道に比べて見頃が若干遅く、9月中旬から10月上旬となります。開花時期にずれがある点にも注意しましょう。

なお、コスモス街道の開花状況は、こちらのサイトからもチェックできますよ。

交通情報と駐車場

交通情報と駐車場にも注意が必要です。コスモス街道や大コスモス園には徒歩で行くことが難しいため、自家用車やレンタカー、タクシーなどを利用する必要があります。

満開の時期には渋滞がおこったり駐車場が満車になることも想定されるため、時間に余裕をもったスケジューリングをしておくとよいでしょう。なお、コスモスまつりの期間中は、臨時無料駐車場が開設されます。

佐久でコスモスの美しさを楽しむ大人の観光

コスモスが咲く秋は、夏の暑さも和らぎ、のんびり散策するのによい季節ですよね。佐久市はコスモスが有名で、周囲には観光スポットもあるため、大自然の景色を堪能したり、白やピンクのコスモスに囲まれたりしながら、秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

他の記事に戻る