高原列車の旅に出ませんか?JR小海線の魅力と乗り方をご紹介!

こんにちはプラザ佐久です。
いつもは車で通り過ぎてしまう景色も、列車の窓から眺めると全く違った表情を見せてくれます。
今回は、日本で一番高い場所を走る鉄道、JR小海線の魅力と乗り方をご紹介します。
「ローカル線に乗るのが初めて」という方も、乗り方の基本から、途中下車をして立ち寄りたいスポットまで、のんびりとした列車の旅へと誘います。

日本を代表するローカル線 JR小海線の魅力とは?

小海線はJR線の中で最も標高の高い場所を走る路線です。
山梨県から長野県(東信地方)にかけて、八ヶ岳の東側を南北に縦断する路線で、JR鉄道最高地点(標高1,375m)が清里駅〜野辺山駅の間にあります。
野辺山駅には「JR線最高駅」を示す標柱や、鉄道の安全を祈る「鉄道神社」があり、観光名所になっています。


小海線の主力車両 緑と白のディーゼルカー キハ110系
佐久市デジタルフォトギャラリー

テクノロジーの先駆け「世界初のハイブリッド列車」

小海線はローカル線でありながら、環境技術の最先端を走る路線でもあります。
キハE200形車両(愛称:こうみ)は 2007年に、世界で初めて営業用として導入されたハイブリッド列車。
ディーゼルエンジンと電気(蓄電池)を組み合わせて走る環境に優しい車両で、発車するときは静かに電気の力で動き出すのが特徴です。
また車内にはバリアフリー対策が施されており、環境性能だけでなく誰もが快適に利用できるローカル線を目指した車両となっています。

小海線のハイブリッド車両 キハE200形
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「人にも優しい」ハイブリッド車両

ローカル線は段差があったり、トイレが狭かったりして、不安だな・・・と思う方もいらっしゃるかもしれません。
小海線を走るハイブリッド車両キハE200形(こうみ)はバリアフリー対策が施されているので、ホームとの段差が少なく、車内には電動車いすやベビーカーのまま入れる広々としたつくりとなっています。また、大型トイレ(おむつ交換台付き)も完備されているので、小さなお子様連れからご祖父母まで、親子三世代でのんびり安心の列車旅が楽しむことができるでしょう。

ステップレス(低床化)

機器のコンパクト化などにより床面の高さを限界まで下げています。これにより、ホームとの段差が大幅に小さくなり、乗り降りが劇的にスムーズになりました。

車いす対応座席とスペース

車内には車いすのまま安心して乗車できる専用スペースや、車いすから移乗しやすい配置の座席がしっかり確保されています。
従来のワンマン列車はトイレが狭い、あるいは設置されていないこともありますが、キハE200形はバリアフリーに完全対応したトイレを備えています。

広々とした車いす対応大型トイレ

電動車いすでも入れる大空間で車いすのまま回転できるほど広々としたスペースが確保されており、ドアもボタン一つで開閉できる自動ドアになっています。

おむつ交換台も完備

コンパクトな車内ながらベビーベッド(おむつ交換台)も設置されているため、小さなお子様連れのファミリー層でも安心して長旅を楽しめるでしょう。

目と耳でわかる車内案内システム

初めて小海線に乗る人や、耳や目が不自由な方でも、次の駅や運賃がひと目でわかる工夫がされています。

液晶ディスプレイの設置

ドアの上や車内の見えやすい位置に液晶画面が設置されており、次の停車駅や乗り換え案内が視覚的に分かりやすく表示されます。

音声案内とチャイム

内とチャイムドアが開閉する際には、チャイム音や音声ガイダンス、さらにドア上部のランプが点滅して、視覚と聴覚の両方で注意を促します。

HIGH RAIL 1375(ハイレールイチサンナナゴ)とは?

JR東日本が小海線で運行している大人気の観光列車で、乗ること自体が旅の目的になる特別な列車です。
佐久平駅から、この特別な観光列車「HIGH RAIL 1375」を贅沢に利用するのもおすすめです。


観光列車 HIGH RAIL 1375
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名前の由来は天空にいちばん近い列車

HIGH: 標高が高い
RAIL: 線路
1375: JR鉄道最高地点の標高1,375メートル(清里〜野辺山間)

これらを組み合わせて名付けられたそうです。
まさに天空にいちばん近いというロマンチックな肩書きを持つ列車です。
車内はまるで「走る天文台」と呼ばれており、2両編成の車内は、外観から内装まで星空や宇宙をテーマにしたデザインが施されています。

なぜ天文台をモチーフにしてつくられたのか?

それは野辺山が世界が認める「星の聖地」だからです。
小海線が走る野辺山高原(長野県南牧村)は、天文学者の間で日本で最も天体観測に適した場所の一つとして知られてます。
標高が約1,300m超と高く、空気が澄んでいて、まわりを山に囲まれており周囲の余計な光(光害)や電波ノイズが届きにくく、晴天率が非常に高いため、観測に適した地なのだそうです。

この最高の条件が揃っているからこそ、1982年に野辺山宇宙電波観測所が作られ、世界最大級の45m電波望遠鏡などが設置されたそうです。
HIGH RAIL 1375は、まさにこの「世界的な星の聖地」を走る列車だからこそ、星空を主役に選んだのでしょう。

国立天文台の協力や星空案内人が関わっているから

単に雰囲気を楽しむだけでなく、学術的・本格的な星空体験ができる点が「走る天文台」たる由縁です。
夕方から夜にかけて走る「HIGH RAIL 星空」号は、野辺山駅で約50分間停車します。
乗客は一度駅の外に出て、地元の星空案内人による本格的な解説を聞きながら、実際の満天の星を観察することができます。
過去には、野辺山宇宙電波観測所の特別公開にあわせて特別なイベントが企画されたり、車内で天文に関する情報が発信されたりと、「星の聖地」の魅力を伝える役割を担っています。

小海線に乗る前に知っておきたい「基本のき」

初心者の方が最も不安に思う「小海線ワンマン列車の乗り方」を詳しくご紹介します。

1.【準備編】まずはここをチェック!小海線旅の「鉄則」

1時間に1本!
「帰りの時刻表」をまずスマホで撮り保存をしましょう。
「1本逃すと1〜2時間待ち」が基本のローカル線。
行き当たりばったりではなく、事前に往復の時間を決めておくか、駅に着いたらまず帰りの時刻表を写真に撮っておくのがスマートです。
小海線は「SuicaなどのICカード」が使えません。
あらかじめ1,000円札や小銭などの現金を用意して、駅の券売機で紙の切符を買うのが一番確実です。
※列車の車内には両替機がありますが、金額の大きなお札5,000円札、10,000円札は両替ができませんので、あらかじめ1,000円札の準備をしておきましょう。

小海線沿線にはきっぷを購入する発券機のない駅や無人駅、駅員が配置されていない駅も多くありますが、列車の車内には整理券(乗車券)と運賃箱、1,000円までの両替機がついていますので、ご安心ください。

2.【乗車編】駅に着いたらどうする?

有人駅と無人駅、それぞれのパターンをご紹介します。

佐久平駅や中込駅(有人駅)から乗る場合

券売機で目的地までの切符を買い、駅員さんに切符を見せてホームへ。

無人駅から乗る場合(ここが一番緊張するポイント!)

そのままホームに入って列車を待ちます(大丈夫かな?と思うかもしれませんが、大丈夫です)。
列車が来たら、「1両目の後ろのドア」から乗り、ドアのすぐ横にある機械から「整理券」を必ず1枚引き抜きます(これが切符の代わりになります)。

3.【車内編】乗ったら知っておきたい2つのルール

動き出した車内で慌てないためのポイントです。

ドアは自動で開かない!

都心の電車なら駅に停車したらドアが自動で開閉するのが当たり前ですよね。
ただ地域によっては一部「ボタン」を押して開閉する路線もあります。
小海線の列車も、そのパターン。駅に停まっても自動でドアが開きません。
ドアの横にある「あける」のボタンを自分で押して乗り降りします。
初めての方ですと「ドアは自動で開くもの」と思い、ドアの前で立ち尽くしてしまうと思います…
ご注意ください!

4. 【降車編】ドキドキの下車!運賃はどう払う?

最大の難所である「降り方」を、バスに例えて分かりやすく解説します。

佐久平駅など(有人駅)で降りる場合

すべてのドアが開くので、そのまま降りて改札口で駅員さんに切符を渡す(または運賃を精算する)だけでOKです。

無人駅で降りる場合

「路線バス」と同じようなシステムになります。
運転席の上にある運賃表で、自分の持っている「整理券の番号」の金額を確認。

「1両目の一番前のドア」から、運転手さんの目の前にある運賃箱に「整理券とピッタリの現金(または切符)」を入れて降ります。
車内に両替機(1,000円札まで対応)があるので、安心です。

普段から通勤・通学でご利用の方には見慣れた光景、システムだと思いますが、地元の方でも車中心の移動だと電車に乗る機会は少ないかもしれません。

観光の方はもちろん、佐久や東信地域にお住いの皆様も、ぜひ電車に乗って楽しんでみてくださいね。

関連外部サイト

HIGH RAIL 1375-のってたのしい列車 

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