初夏の風物詩「バルーンフェスティバル」見どころ楽しみ方をご紹介
こんにちは。プラザ佐久です。
皆様は「佐久バルーンフェスティバル」をご存知でしょうか?
佐久バルーンフェスティバルは、佐久の初夏の風物詩といえるイベントです。青空に色鮮やかな熱気球が浮かぶ様子は、周りの山々や自然と相まった美しさが、なんとも言えない風景です。
今回は、佐久バルーンフェスティバルの概要や見どころ、楽しみ方と会場情報をご紹介します。
佐久バルーンフェスティバルとは
佐久バルーンフェスティバル⑦(令和5年)
(DL:2024/12/25、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際から転載)
佐久バルーンフェスティバルは、毎年5月上旬のゴールデンウィークに千曲川スポーツ交流広場にて開催される大規模な熱気球大会です。メインとなる熱気球競技のほか、熱気球係留体験や熱気球教室も行われます。
「子どもたちに感動を!」をコンセプトにした本大会は、40機以上のカラフルな気球が佐久平高原の風に乗って飛行する様子を通じて、信州の自然の美しさが感じられるでしょう。
ステージイベントや体験コーナーもあり、県内外から30万人以上の観客が集まる一大イベントです。
参考:佐久市観光協会「 佐久バルーンフェスティバル」
参考:2024年開催時のチラシ
佐久バルーンフェスティバルの見どころ
佐久バルーンフェスティバル⑧(令和6年)
(DL:2024/12/25、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際から転載)
佐久バルーンフェスティバルの見どころを2つご紹介します。
熱気球競技の第1戦としての位置づけ
佐久バルーンフェスティバルは、熱気球を飛ばすだけのイベントではなく、熱気球競技の第1戦として開催される競技会なのです。熱気球競技は「タスク」を競う競技です。
タスクとは、チャレンジする競技のことを指します。タスクの種類は大きく3種類あり、「決められた目的地に行くタスク」「自分で決めた目的地に行くタスク」「その他のタスク」です。天候によってコンディションが異なる熱気球を正確に操り、制限時間内にどれだけ目的地に近づけるか競います。
5月に開催される佐久バルーンフェスティバルは、全国各地で4回に渡って開催される熱気球競技の初戦です。2024年の場合、第2戦は10月中旬に一関・平泉で、第3戦は10月下旬~11月初旬にかけて佐賀で、ファイナルとなる第4戦は12月中旬に渡良瀬で開催されました。
山に囲まれたフライトエリア
北に浅間山、南に八ヶ岳がある佐久平は、山から冷たい空気が下りてくるため風が変わりやすいエリアです。
パイロットは時間帯によって変化する気候や状況を読みながら、一瞬の判断で勝負の分かれ道を切り開きます。
バルーンは場所によって肉眼でも非常に大きく見えるほど下降してきます。よく耳を澄ませると、バーナーが燃えている「ゴー」という低めの音が聞こえてくるほどです。
一度立ち会うと毎年訪れたくなる迫力です。
【見て・体感】佐久バルーンフェスティバルの楽しみ方
佐久バルーンフェスティバル⑨(令和6年)
(DL:2024/12/25、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際から転載)
佐久バルーンフェスティバルはいろいろな楽しみ方ができます。ここでは、視覚的・体感的な楽しみ方をまとめました。
写真に収めよう!浅間山×初夏×熱気球
会場を訪れた際は、カメラやスマートフォンで当日限りの景色を写真に収めてはいかがでしょうか。佐久市は浅間山や八ヶ岳、北アルプスも遠望できるため、素敵な写真が撮影できます。
また、場所と時間帯によっては北陸新幹線かがやきとのコラボレーションも。どちらも動いているため、貴重な一枚を撮影できるのではないでしょうか。
山や空と色とりどりの熱気球によるコントラストは圧巻です。佐久市観光協会が主催するフォトコンテストもあるため、お気に入りの1枚を応募するのも良いですね。
参考:佐久市観光協会「佐久バルーンフェスティバル写真コンテスト実施要項」
デザインに注目!コラボ熱気球
気球を見てみると、様々なデザインの気球が飛んでいます。中には「北斗の拳」のキャラクターをあしらったデザインもあります。漫画の原作者である武論尊さんが、佐久市出身である縁から実現した企画です。
気球以外にも、佐久市内には「北斗の拳」のラッピングバスやマンホールがあるため、バルーンフェスティバルを訪れた際に、探しながら観光しても楽しいですよ。
見るだけじゃない!熱気球体験
熱気球競技はパイロットの操縦を観覧しますが、実は体験型のブースも数多くあります。「熱気球係留体験」は、熱気球をロープで係留した状態で15~20mの高さまで浮上できる体験会です。見るだけではなく実際に熱気球に乗り、空中に浮かぶ感覚を体験できることから毎年人気があります。
ほかには、バルーンの構造の説明を聞いてバーナー体験ができる「熱気球教室」、小さなお子さんも体験しやすい「ぐにゃぐにゃ凧作り教室」なども開催。友好都市ブースや同日開催のイベントもあるため、1日を通じて楽しめます。
会場・駐車場などバルーンフェスティバル来場時の注意点
佐久バルーンフェスティバル②(令和1年)
(DL:2024/12/25、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際から転載)
佐久バルーンフェスティバルの会場は、千曲川スポーツ交流広場です。最寄りの駅やICからの交通手段やおおよその時間をまとめました。
電車の場合
・JR佐久平駅から:無料シャトルバスで約20分
大会開催中の臨時無料シャトルバスが運行しています。
車の場合
・佐久ICから:車で約20分
・佐久スマートICから:車で約25分
・佐久中佐都ICから:車で約10分
・佐久南ICから:車で約15分
会場周辺には臨時駐車場と合わせて約1,150台分の駐車場がありますが、当日は駐車場の満車や周辺道路の渋滞が予想されます。
佐久平駅と佐久合同庁舎から無料シャトルバスが運行されるため、公共交通機関の利用もオススメします。
熱気球競技を始めとする各イベント開始時間前は特に混雑するため時間に余裕をもって来場しましょう。最新の情報は公式サイトにてご確認ください。
佐久バルーンフェスティバルで圧巻の熱気球を体感しよう!
佐久バルーンフェスティバルは色とりどりの気球が佐久平の風に乗って飛行する迫力満点のイベントです。熱気球を飛ばすだけではなく、熱気球競技の第1戦が行われるほか、さまざまな体験イベントもあります。
美しい山々に囲まれた佐久の景色とともに、自然の豊かさを感じてみませんか。佐久バルーンフェスティバルの前後は、ぜひ観光もお楽しみください。