長野県佐久市は子育て環境が充実!施策の内容や魅力的なポイントを紹介

こんにちは。プラザ佐久です。
長野県佐久市には自然豊かな場所が多く点在し、妊娠・出産のサポートも充実しているため、子育てをするのに最適な地域です。
近年はカリキュラムに特色がある私立小学校も次々と開校しており、学校教育にも力を入れています。

この記事では、佐久市における子育て支援の内容や教育環境のポイントなどをご紹介します。

佐久市は子育て環境が充実?その特徴を紹介

佐久市は利便性や住環境が充実しているほか、子育てに必要なさまざまな支援があることも魅力です。どのような環境や支援があるのか、具体的にご紹介します。

自然と利便性が調和した住環境

長野県の東側に位置する佐久市の人口は2024年10月1日時点で97,551人(43,772世帯)と発表されています。
四方を山々に囲まれた地方都市。年間を通して晴天率が高く、降水量も積雪量も少ない地域です。冬はマイナス10℃を下回るほど厳しく冷え込みます。一方、夏は最高気温35℃を記録することもありますが、熱帯夜がないため、快適に過ごすことができるでしょう。

主要駅となる佐久平駅からは北陸新幹線が運行し、都心まで約70分と、通勤・通学に便利です。周辺には大型ショッピングモールがあるので、買い物にも困りません。利便性がありつつ、四方を山に囲まれた土地なので自然が多く、緑が多い環境で子どもをのびのび育てたいと考えている方にぴったりです。

妊娠・出産から育児まで切れ目のないサポート

佐久市は「安心して子どもを生み、育てることができるやさしい都市づくり」を目標に掲げ、結婚・妊娠・出産・育児の切れ目のない支援に特に力を入れています。

2024年度の予算案では、少子化対策や人口流出の抑制を目的として子育て支援策に重点を置いています。
実際の取り組みや支援内容については、後ほど詳しくご紹介していきますが、社会全体で子育てをサポートするという行政の姿勢は、子育て世代の方も安心できるのではないでしょうか。

妊娠から就学前までどんな取り組みがあるの?子育て支援の内容

佐久市では、妊娠・出産、子育てに必要なさまざまなサポートを受けられます。支援内容をライフステージごとに見ていきましょう。

【妊娠・出産期】妊娠や出産に向けた安心のサポート

佐久市には「コウノトリ支援事業」と呼ばれる、不妊治療や不育症治療を受けた夫婦に対し、治療の一部を助成する事業があります。

また、保健センターや各エリアの支所で「母と子のすこやか相談室」が行われ、妊娠中の心配事や赤ちゃんの発育や病気・栄養、育児の悩みなどを、直接もしくは電話で相談できるので、とても心強いです。

その他にも、赤ちゃんとお母さんが退院後スムーズに育児ができるよう、「産後ケア事業」として医療機関に宿泊して心身のケアや育児への助言が受けられる「ショートステイ型」と、助産師が訪問して母子の身体的ケアや授乳指導などを行う「アウトリーチ型」の2つの支援策を設けています。

【子育て期】相談や交流の場を提供

佐久市内は子育て中のママやパパのために、相談や交流の場を提供しています。ここでは、「子育てサロン」と「つどいの広場」、岩村田商店街にある「子育てお助け村」について簡単にご紹介します。

子育てサロン

子育てサロンは、子育て中の保護者の方が相談や情報交換、交流できる場所です。散歩や水あそびなど、親子で楽しく遊ぶ方法を季節に合わせて提供しています。市内にある18の児童館で開催されており、未就学児のお子さんと保護者は自由に利用できます。自由来館制なので、お子さんの様子に合わせて参加・帰宅できるのもうれしいポイントです。

つどいの広場

つどいの広場は、市内に住んでいる概ね3歳未満のお子さんと保護者の方が利用できます。親子で関わりながら子育て専門相談員に相談できる場所で、保育園や児童館など、市内4カ所で行われています。育児講座は事前予約制ですが、佐久市の公式ラインから予約ができるので便利です。

子育てお助け村(岩村田)

「子育てお助け村」は、岩村田商店街が運営する子育て支援施設です。子育てサロンでは、ベテランの保育士に井戸端会議のように相談ができます。

ちょっと用事を済ませたいときには、1回3時間までの短時間託児も利用可能。完全予約制で事前に保育士の面談がありますが、通院やヘアカット、セミナー受講などの時間にお子さんを見ていてもらえるのは助かりますね。

【就学前】充実の乳幼児支援

佐久市内には公立保育園が15園、私立保育園9園の他に、認可外保育施設・小規模保育園・幼稚園が5園と保育環境が充実しています。どの施設がお子さんに合っているのか、事前に見学をしてじっくり選んでみてはいかがでしょうか。

選択肢が多い!教育環境の魅力

新臼田小学校②
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

佐久市周辺には私立の小学校が次々と開校し、教育環境の充実を図っています。教育環境を重視して移住をする方も少なくありません。どのように魅力的な学校があるかをご紹介していきます。

公立小学校だけじゃない!特色ある私立小学校

佐久市には、近年特色のある私立小学校が開校しています。佐久長聖中学校校内には「サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久」が開校。英語教育に力を入れており、中学や高校に繋がるイマージョン教育を推奨しています。

西軽井沢学園が運営する「さやか星小学校」は、教育のあたりまえを変えていくことをコンセプトとした小学校です。デジタルテクノロジーと行動分析学をあわせたインクルーシブな先進教育を実践しています。

佐久市周辺にも注目できる教育環境

佐久市近郊にも、新しい私立学校が続々と開校しています。

「大日向小学校・大日向中学校(佐久穂町)」は、日本で初めてイエナプラン教育を取り入れた学校です。自分の特性を活かしながら学べる学校として、全国的にも注目を集めています。

「軽井沢風越学園(軽井沢町)」は幼小中の一貫校で、3歳から15歳までの子どもたちが同じ校舎で学んでいます。
子どもたちを中心に授業をよりよくするためのカリキュラムを組み、最長12年間という時間をかけて探求の学びを深めています。

小学校の放課後も安心!充実の児童館

佐久市は「児童に健全な遊びを与え、個別的または集団的な指導より児童の健全な育成を図る為に」として、小学校近くに児童館を設置しています。自由来館制で、佐久市内の小学校に通学する児童は平日の放課後や、土・日・祝日、長期休みに無料で利用できます。

また、就学前のお子さんと保護者に向けて午前に開放している児童館もあります。利用したい場合は、佐久市のホームページなどで確認してからでかけてみてください。

参考:佐久市「児童館

移住や子育てのサポートに関するお金に関する制度も

移住を検討している方や子育て中の方には、補助金などの制度があります。

たとえば「佐久市福祉医療費給付金制度」は、満18歳に達する年度末まで子ども1人につき一医療機関あたり月額500円で受診ができるサービスです。この制度は妊産婦も対象になります。

また、移住を検討している方には、家探しや仕事探しなどで佐久に滞在した際にかかる経費を一部補助する「移住検討者滞在費補助金」があります。移住者向けにはその他の補助金等もありますので、詳しくは佐久市役所ホームページや関連記事を参考にしてみてください。

参考:
佐久市「佐久市福祉医療費給付金制度
移住支援(補助金など)

【関連記事】移住先で注目の佐久市!人気の理由と移住成功のポイントをご紹介します

環境を活かしたのびのびした子育てを「佐久市」で実現してみては

佐久市は自然豊かでのびのびとした環境である一方で、北陸新幹線が運行しており、都心までのアクセスにとても便利です。
また、学校教育に力を入れており、魅力的で特色のある私立小学校が続々と開校しています。
移住を検討している方は、ぜひ、子育て支援が充実し、教育に力を入れている佐久市に一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

※記載した情報は、2024年12月時点の調査内容に基づいています。施設の利用時などは最新情報をご確認ください。

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