佐久市は医療が充実!移住・定住でも安心の理由
こんにちは。プラザ佐久です。
都心からのアクセスの良さで移住を考える方の注目を集める佐久市は、「健康長寿のまち」としても知られ、地域医療先進エリアと言われています。
この記事では、佐久市の医療環境や利用できる制度などをご紹介します。移住の検討などで地域の主要病院や医療情報を知りたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
佐久市は医療環境が充実している
浅間総合病院①
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際)
佐久市には「佐久市立国保浅間総合病院」と「JA長野厚生連佐久総合病院(佐久医療センター)」の2つの総合病院があり、地域医療と包括ケア体制が整っています。医院や診療所の数が多く、身近なかかりつけ医が充実していることも特徴です。
病院や地域、行政が一体となって疾病の予防や健康教育などを行い、医療・福祉が連携されていることから、全国的にみても「地域医療先進エリア」と言われています。ここからは、充実した佐久の医療環境について、詳しくご紹介していきます。
県内トップクラスの病院が地域医療と連携
佐久市には総合病院が2つ存在し、地域に根ざした医療を推進していることが特徴です。
総合病院の一つである「佐久医療センター」は、2014年3月1日に佐久総合病院の分院として開設された、専門医療および救急・急性期医療に特化した病院です。2015年6月には、佐久エリアの医療圏で初めての「地域医療支援病院」となりました。
地域医療支援病院とは、紹介患者に対する医療提供や医療機器の共同利用などを行うなど、かかりつけ医を支援する能力を備えた病院のこと。地域医療の確保を図る病院として相応しい構造・設備などを有する病院で、都道府県知事が個別に承認するものです。
かかりつけ医は高度な診療機能を持つ総合病院などの医療機関と連携し、病状にふさわしい医療機関を紹介することになってます。総合病院などでの診察や治療、入院などのあとは、かかりつけ医に戻って診察を受けることができます。
佐久市の医療機関について、詳しくは佐久医師会のホームページなどをご覧ください。
参考:一般社団法人 佐久医師会「佐久医師会医療機関一覧」
救命救急センター・ドクターヘリ・ドクターカーがある
佐久総合病院ヘリポート竣工式
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際)
佐久市には、東信地域唯一の「救命救急センター」が存在し、ドクターヘリやドクターカーもあります。
長野県では、2005年から佐久総合病院を基地病院として「信州ドクターヘリ佐久」の運行を開始しました。松本のドクターヘリと2機体制で長野県全域の迅速な救急医療を行っています。ドクターカーは、佐久広域連合消防本部からの要請により、救急医と救急救命士が救急現場に向かうもの。救急車内で救命処置を行いながら、救急医療機関へ搬送します。
このように、緊急医療の体制が整っているのは安心ですね。
災害時はDMATを派遣できる体制も整備
2014年以降、佐久医療センターが「地域災害医療センター(災害拠点病院)」に指定されました。
地域災害医療センターとは、地震や津波、台風、噴火などの災害発生時に、災害医療を行う医療機関を支援する病院のこと。災害派遣医療チーム(DMAT)の保有・派遣体制があり、災害発生時、他のDMATや医療チームの支援を受け入れできる体制を整えていることなどが指定要件となっているため、佐久市は災害時の医療体制も整っているといえるでしょう。
佐久市の医療に関する制度
佐久市には、妊産婦や満18歳に達する年度末までの子ども、障害者、母子家庭、父子家庭などの方の医療機関で支払う自己負担額が軽減される「福祉医療給付金」のほか、さまざまな制度があります。佐久市の医療制度について詳しくみていきましょう。
休日・夜間診療で時間外の急病でも安心
休日や夜間といった診療時間外に急病になった場合でも、医療機関で診療を受けることができます。休日の場合、基本は当番医での受診になりますが、小児科の場合は休日小児急病受診センター(浅間総合病院にて8:30〜12:00まで受付)で受診が可能です。
また、平日の夜に受診したい場合は、佐久地域平日夜間急病診療センター(浅間総合病院にて19:00〜21:00まで受付)を利用できます。
そのほか、子どもの疾病対応マニュアルやスマートフォン用アプリの作成を佐久医師会に委託するなど、初期対応のサポートにも力を入れています。
※詳しくは下記リンクを参照いただき、実際の状況は直接お問い合わせください。
参考:佐久市「平日夜間・休日に医療機関に受診される場合のご案内」
妊産婦や子どもを支える制度も充実
佐久市では妊娠届出からすべての妊婦、子育て家庭に寄り添って、身近で相談に応じる「伴走型相談支援」と、子育て応援給付金や福祉医療給付金制度などの「経済的支援」を実施しています。
佐久医療センターにはNICU(新生児集中治療室)のある病院があるほか、出産後は医療機関等に宿泊して心身のケアや育児に関する助言を受けられるなどの「産後ケア事業(ショートステイ型/アウトリーチ型)」(生後3カ月~4カ月未満が対象)が設けられています。
制度の内容は年度によって変更となる可能性がありますので、詳しくは佐久市のホームページをご確認ください。
参考:
佐久市「出産・子育て応援交付金事業(国の出産・子育て応援給付金)」
「佐久市福祉医療費給付金制度」
「産後ケア事業(ショートステイ型・アウトリーチ型)」
安心して住める医療体制の下で佐久ライフを満喫しよう
地域医療先進エリアと言われ、医療環境の充実している佐久市。
急病時や災害時の体制が整っており、妊産婦や子どもを支える制度も充実している点が特徴です。
地域医療や包括ケアが整備され、安心して暮らすことが出来る佐久市で、充実した生活を過ごしてみてはいかがでしょうか。