佐久市の地元民に愛されるご当地グルメ「むしり」。由来や楽しみ方を紹介
こんにちは、プラザ佐久です。
佐久市臼田地区に「むしり」という郷土料理があることをご存知ですか。地元のみならず、県外にもリピーターがいる「むしり」は、佐久市を訪れた際に一度は食べておきたい料理のひとつです。
今回は、「むしり」の特徴をはじめ、観光時の楽しみ方やおいしく味わうポイントをご紹介します。
「むしり」とは佐久市臼田地区で人気の鶏料理
「むしり」とは、臼田地域で愛されている鶏を使った料理です。むしりは、養鶏が盛んであった臼田地域で、昭和30年代に誕生したといわれています。
鶏肉の半身、またはモモの部分をじっくりと焼き上げたものを、手でむしりながら食べることが名前の由来です。地元の方に愛されるほか、県外からむしりを目的に訪れる方もいます。
(参考:佐久市観光協会「むしり」)
むしりの特徴と魅力
むしりの醍醐味は、鶏肉本来の旨味を楽しめることです。塩とコショウで味付けした鶏肉を、時間をかけてじっくりと焼き上げることで、素材の味が最大限に活かされます。お店によって調理方法が異なり、蒸し焼きや揚げたむしりがあるところも魅力です。
パリパリとした皮の食感と、やわらかくジューシーな肉は、幅広い年齢層から好評を得ています。ご飯やお味噌汁と一緒に定食にしたり、お酒のおつまみにしたりと、さまざまなシーンで食べられている料理です。
佐久市の観光で「むしり」を楽しむ方法
むしりは1時間以上かけてじっくり焼き上げる料理のため、予約が必要な店舗もあります。佐久市を観光する際にむしりを食べたい場合は、事前にお店へ確認や予約をしておくと良いでしょう。
ここでは、佐久市の観光でむしりを楽しむ方法をご紹介します。
旅行の計画に臼田地区でのランチを入れる
佐久市を観光する際、臼田地区でむしりを昼食にする計画で旅のスケジュールを立てると、時間を有効に使えます。その際、臼田地区への到着時間にゆとりをもってお店を予約しましょう。
事前に定休日や営業時間を確認するほか、車移動の場合は駐車場を、電車移動の場合は駅からの道のりを確認して予約を入れられるとよいですね。
持ち帰りで購入して宿泊先や自宅で味わう
お店で食事をする時間がとりにくい場合は、むしりをテイクアウトして宿泊先や自宅でゆっくり味わうのもオススメです。旅館やホテルに焼きたてのむしりを持ち帰り、ほかのご当地グルメと一緒に舌鼓を打つことも旅の醍醐味といえるでしょう。
旅の最後にむしりをテイクアウトして、お土産にするのもよいですね。
むしりをおいしく味わうポイント
むしりを食べる際は、名前のように手でむしることで、そのおいしさを存分に味わえます。洋食のようにナイフやフォークを使わずに、身をむしり取ったり、豪快にかぶりついたりしてください。
焼き立てのむしりは香ばしさも格別です。持ち帰りなどで冷めてしまった際は、電子レンジやオーブンで温め直すとよいでしょう。
いつ食べてもおいしいむしりですが、クリスマスチキンや年末のご馳走として食べる家庭もあります。臼田地区では、お祝い事や節目にむしりを食べる習慣があるため、旅行の記念に食べてみてはいかがでしょうか。
佐久のご当地グルメ「むしり」で、豪快に鶏肉を味わおう
佐久市臼田地区の郷土料理むしりは、素材の味を活かしたシンプルな調理方法ながら、丁寧に時間をかけて作られた鶏料理です。晴れの日や季節な人生の節目に、大切な人と一緒にいただく文化から、地元の方が大切にしてきた伝統を感じられます。
佐久市にお住まいでむしりをまだ食べたことのない方や、観光で佐久市に訪れる方は、一度味わってみてはいかがでしょうか。臼田地区には、歴史を感じられる建造物や天体観測ができる施設などもあるため、ぜひ足を伸ばしてください。
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