移住先で注目の佐久市!人気の理由と移住成功のポイントをご紹介します
こんにちは。プラザ佐久です。
働き方や価値観が多様化する昨今、佐久市に興味を持ったり、移住を検討したりする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テレビや雑誌等で「人気の移住先」として紹介いただくこともあり、佐久をご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
実際に、佐久市では移住を希望する方に向けて相談窓口の設置やイベントの開催などに積極的に取り組んでおり、仕事に関する支援にも力を入れています。
この記事では「自然」「食」「生活」といった観点から、佐久市の魅力をご紹介します。移住先として佐久市が人気な理由を知っていただき、移住成功のための参考にしてください。
長野県佐久市は移住先として人気のエリア
航空写真(北陸新幹線)
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際)
佐久市は長野県の東側に位置しており、首都圏からのアクセスが良好です。東京駅から佐久平駅までは北陸新幹線で約75分、車では練馬IC・佐久IC間が約100分となっています。また、北陸新幹線が2024年3月に福井県の敦賀駅まで延伸したことで、北陸・近畿地方へのアクセスも向上しました。
更に、現在は中部横断自動車道も建設中で、完成すれば静岡県など太平洋側へのアクセスも向上していくと期待されています。
移住者の方向けにリモートワークや新幹線通勤の支援金制度も用意されているため、移住したい県として人気の長野県の中でも注目されているエリアです。
佐久市への移住が注目される理由
佐久市の人口は2024年10月1日時点で97,551人(43,772世帯)と発表されています。
標高約700mの位置にあり佐久平駅を中心に市街地が広がっています。北に浅間連峰、南西に八ヶ岳、東には荒船山が望め、晴れた日は北アルプスも見渡せます。ここからは、そんな自然と利便性を兼ね備えた佐久市の魅力をご紹介していきます。
移住を支援する補助金制度
佐久市は、移住者に対して支援金制度を設けています。
以下にその一部と概要をまとめました。
なお、各制度については内容や条件、対象期間などが変更される場合もあるため、詳しくは佐久市のホームページをご確認ください。
【UIJターン就業・創業移住支援事業補助金】
対象地域から佐久市へ移住し、就業または創業した方など、特定の要件を満たす方が対象の支援金。世帯人数や18歳未満の世帯員の人数により加算あり。
【リモートワーカー等新幹線通勤補助金】
2024年4月1日以降に佐久市に移住し、東京圏へ新幹線通勤する方(40歳未満)が対象。転入日から3カ月以内に申請を行うと、1カ月最大2万円、最大24カ月まで補助される。
【佐久市移住検討者滞在費補助金】
佐久市への移住や二地域居住を検討している方が対象。仕事探しや住居探しなどで佐久市に滞在する際にかかる、交通費や宿泊費など経費の一部が最大で通算6日分補助される。
参考:佐久市「移住支援(補助金など)」
豊かな自然と美味しい食べ物
龍岡城五稜郭 桜(令和6年)
(DL:2025/1/30、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際)
佐久市は、何と言っても抜群のロケーションが魅力の一つです。
春には千曲川沿いに桜が咲き、GW中にはバルーンフェスティバルが開催。
夏には花火大会や、信州の奇祭として知られる中山道・望月宿の榊祭りが執り行われます。
秋には駒の里草競馬大会が開催され、県内外からたくさんの馬が出場して白熱したレースが繰り広げられます。
冬はスキーやスケートといったウィンタースポーツを満喫できます。
食については、佐久鯉や信州そば、安養寺ラーメンなどのご当地グルメや、野沢菜漬けなどの漬物、地酒など美味しい食べ物が豊富にあります。
全国的に有名な「ご当地スーパー」と言われている「ツルヤ」も3店舗(野沢店・臼田店・佐久中央店)あり、オリジナル商品など豊富な食品・食材が手に入ります。
※お住いの地域によっては近隣の小諸市・みかげ店、立科町・立科店が近い場合もございます
また、佐久市は神戸、自由が丘と並び「日本3大ケーキのまち」と呼ばれており、りんごやプルーン、ブルーベリー、ももなどのフルーツや、豊かな自然の中で育まれた乳製品、卵を使ったケーキを販売するお店が多く存在します。ぜひお気に入りのグルメやお店を探してみてはいかがでしょうか。
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全国トップクラスの晴天率
佐久市は全国でもトップクラスの晴天率で、年間を通じて降水量が少ないことが特徴です。夏場は最高気温が35度を超える日もありますが、真夏でも熱帯夜がなく、日中はエアコンを使用していても朝晩は必要がない日もあります。
避暑地として人気の軽井沢と比べても湿度が低く、カラッとした気候が魅力です。また、積雪が少ない地域なので、移住する際に気になる雪下ろし問題が少ないエリアとなっています。
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佐久は晴天率が高く観光に最適!気候や気温は?季節のおすすめ観光情報も
先進的な教育環境で子育ても安心
昨今では「教育移住」も注目を集めています。
佐久市では子育て支援を重視した「子育て支援都市宣言」をしています。
市内の児童館は自由来館制かつ無料で利用できるため、放課後の子どもたちの居場所となっています。児童の登下校時には、安全を見守る「見守り隊」が組織されており、商店街が事業として子育て支援を行うところもあり、地域ぐるみで子育てを応援する活動が盛んです。
また、公立保育園は全ての園が県の「信州型自然保育認定制度」を受け、自然と触れ合い、五感で感じながら過ごすことを大切にしており、都会ではなかなか味わえない体験が、幼少期からできる魅力があります。
教育に関しては、「佐久長聖中学・高等学校」が佐久地域の私立校として知られています。
ほかにも近隣の市区町村を含めると「サミットアカデミーエレメンタリースクール佐久」「さやか星小学校」「軽井沢風越学園(軽井沢町)」「ユナイテッド・ワールド・カレッジ ISAKジャパン(インターナショナルスクール・軽井沢町)」「大日向小学校・中学校(佐久穂町)」など、教育に関する選択肢が多いのが特徴です。
こうした学校に通うために移住される方も増加しています。
佐久市移住を失敗しないためのポイント
移住してから「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、押さえておくべきポイントがいくつかあります。ご紹介するポイントを参考に、よりよい移住ライフを実現させましょう。
ツアー参加や体験移住を検討してみよう
移住を検討する際に、実際に現地へ行き、「気候」「医療」「教育」などの環境を把握しておくことは重要です。
佐久市には移住を検討している方向けの補助金制度がありますので、活用しながら佐久市へ来てみてはいかがでしょうか。
移住セミナーやイベントでは先輩移住者の声を聴いたり、市役所職員による個別移住相談をしたりすることもできるため、より詳細な情報を得たい方にオススメです。
参考:佐久市「移住イベント(セミナー・ツアーなど)」
実際の生活に関わる情報をよく調べよう
情報不足による失敗をしないためにも、各地域の特徴を押さえておくことも大切です。仕事で公共交通機関を使用する場合は、電車やバスの本数なども把握しておきましょう。各エリアの詳細は、以下の関連記事を参考にしてみてください。
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また、佐久市の移住情報サイトでは、佐久市に関する情報や移住相談・イベントなどの情報を見ることができます。移住をお考えの方はぜひチェックしてみて下さい。
参考:佐久市「佐久市移住情報サイト 佐久にくらす」
デメリットも理解したうえで検討しよう
デメリットと対策を考えておけば、移住後の後悔が少なくなるでしょう。
まず、長野県は車社会のため、通勤や買い物、子どもの送り迎えなど移動手段として車(運転免許)は必須になります。
維持費やガソリン代、積雪・路面凍結対策のためのスタッドレスタイヤ代が必要になることを念頭に置いておきましょう。一方で、満員電車とは無縁で、都市部に比べ交通量が少なく渋滞が少ないことはメリットと言えます。
特に佐久市内の主要な道路は道幅が広い設計のことが多いため、運転自体はしやすい環境だという声が多くあります。
また、晴天率が高いことは魅力の一つですが、標高約700mのため、日差しが強く紫外線には注意が必要です。冬の積雪は少ないですが、気温は低く、晴れると放射冷却のために軽井沢より寒くなることもあります。
保育園探しはお早めに!
佐久平駅の周辺は人口が増加しています。
少子化によって統廃合が広がっている長野県内において、40年ぶりに公立の小学校が新設されました。
一方、子育て世帯が増えたことで待機児童が発生する可能性もあるため、移住を検討する際には早めの保育所探しをオススメします。
特に佐久平周辺の保育園は満員になっているケースが少なくないため、正規の募集期間以外で申し込みすると、次の年度まで入れない可能性もあります。
移住される時期と、保育園の申し込み・入園時期は入念に確認しておくのがオススメです。
SNSで「リアルな声」を確認することも重要
InstagramやX(旧Twitter)、YouTubeなどのSNSを活用して、実際に移住された方の「リアルな声」を収集するのもオススメです。
どうしても行政やイベントなどで発信されている情報は「良いものが中心」となってしまいます。それ自体は仕方ないことですが、SNSは日常生活での小さな、細かい意見や感想などが投稿されるため、実際にご自身が住む時の参考になることも多いでしょう。
特にX(旧Twitter)はリアルタイムな情報収集ができるため、例えば雪(積雪)の状況が地域によって異なることが分かります。
実際に移住された方と繋がることもできますので、ぜひ活用してみてください。
移住前の相談はオンラインでも可能
佐久市では移住交流相談員による、移住に関する一般的な質問を受付けています。移住を計画する上でわからないことがあった際は、こちらに問い合わせてみましょう。オンラインでの相談も実施しているので、自宅でパソコンやスマートフォン、タブレットを使用し、資料の共有をしながら参加することもできます。詳しくは佐久市の移住相談ページをご確認ください。
2021年からは、日本初となる行政主導のオンラインサロンが開始され、ビジネスチャットツール「Slack」を使用して気軽に移住や暮らしの相談などができるようになりました。質問をせずに見るだけの利用もできますので、活用してみてください。
参考:佐久市「行政初!Slackを活用した長野県佐久市の移住のオンラインサロン」
移住を検討するなら、まずは佐久に行ってみよう
佐久市は都心の喧騒から離れ、自然を身近に感じながら日常を過ごせる場所です。
公共交通機関の利便性や晴天率もよく、子育て環境の整備にも力を入れています。
移住を検討している方は、ぜひ一度佐久市にお越しいただき、佐久市の魅力を体験してみてください。