長野県佐久市は多彩なお祭りが盛り沢山!地区ごとのイベント情報をご紹介

こんにちは、プラザ佐久です。
佐久市では、魅力的なお祭りが各地域で開催されています。地域の歴史や文化を感じられるお祭りは、季節の風物詩ともいえるでしょう。

お祭りに込められた思いや成り立ち、地域とのつながりを知ることで、より楽しめるイベントになるのではないでしょうか。今回は、佐久市内の方をはじめ、市外や県外の方にも知っていただきたい佐久市のお祭りの特徴や見どころ、魅力をお伝えします。

佐久市には魅力あふれるお祭りが存在!その特徴とは

佐久市では、一年を通してたくさんの魅力的で多彩なお祭りが行われています。その多くに、佐久市の特産品や季節、自然環境が反映されているのが特徴です。ここからは、佐久市の各地区ごとに、9つのお祭りの見どころや魅力をご紹介します。

佐久地区のお祭り

佐久市には4つの地区があります。浅間、東、中込、野沢エリアを含む「佐久地区」は、佐久市の中心部です。まずは、佐久地区のお祭りを見ていきましょう。

佐久鯉まつり

1963年から始まった「佐久鯉まつり」は、佐久の名産である「佐久鯉」と、端午の節句の「鯉のぼり」をかけ、子どもたちの健やかな成長を願って毎年5月5日に開催されるお祭りです。ステージイベントでは、佐久鯉太鼓の演奏や佐久鯉拝領の儀、新生児出世健康祈願、佐久鯉泣き相撲大会などが行われます。

また、同日には県下最大級の熱気球大会で

ある「佐久バルーンフェスティバル」も開催され、色とりどりの熱気球が佐久市の大空を飛行します。

参考:佐久市『佐久鯉まつり
参考:佐久市『佐久バルーンフェスティバル
関連記事:佐久鯉の歴史と魅力
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野沢祇園祭

「野沢祇園祭」は、野沢地区「大伴神社」境内にある「素戔嗚神社」の祭礼で、毎年7月下旬の週末に行われます。室町時代から400年以上の歴史があるといわれており、幅広い年代が参加する大祭です。

大伴神社を出発した本神輿が鉾(ほこ)や、青龍、朱雀、白虎、玄武を象った四神に先導され、野沢町内を勇壮に練り歩く姿を多くの見物客が見守ります。

参考:佐久市観光協会『野沢祇園祭(7月下旬)

平尾山もみじ祭り

平尾山もみじ祭り(令和6年)
(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

10月下旬、佐久市の山々が色づく季節に「平尾山もみじ祭り」が開催されます。

紅葉をバックに地域の子どもたちの発表や佐久鯉太鼓の演奏、お笑いショーなどのステージイベントが会場を盛り上げます。農産物の直売やキッチンカーの出店のほかに、ふれあい動物園、金魚すくい、ヨーヨー風船などがあり、自然を満喫しながら家族で楽しめます。

参考:佐久市『平尾山もみじ祭り

鼻顔稲荷神社の初午祭(はつうまさい)

岩村田地区の鼻顔稲荷神社で毎年2月11日に行われる「初午祭」は、五穀豊穣や商売繁盛などを祈願するお祭りです。鼻顔稲荷神社の入口では、縁起物のダルマを買い求める人で賑わいます。

岩村田商店街から神社へかけての参道には露天が建ち並び、初午祭当日限定の名物が販売されます。また、同日の夕方からは鼻顔稲荷神社の下を流れる湯川のほとりで奉焼祭もあり、ダルマのお炊きあげが行われます。

参考:佐久市観光協会『初午祭(2月11日)

浅科・望月地区のお祭り

続いて、浅科地区と望月地区で開催されるお祭りを1つずつご紹介します。

浅科どんどん祭り・浅科納涼花火大会

「浅科どんどん祭り」は、毎年8月14日に行われる夏祭りです。未就学児から参加できる魚のつかみ取りや中山道宿場太鼓の演奏、盆踊りが行われます。

同日夜の「浅科納涼花火大会」では、スターマインをはじめ東信地域では珍しい尺玉など約2000発の花火が打ち上げられます。夏の夜空を彩る花火を鑑賞しに、大勢の人で賑わいます。

参考:佐久市『浅科どんどん祭り・納涼花火大会
関連記事:【佐久エリア紹介】浅科地区の魅力とは?都会の喧騒を離れたひとときを

榊(さかき)祭り

榊祭り②(令和6年)
(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

「榊(さかき)祭り」は、火と榊によって一切の不浄を払い浄め、五穀豊穣や無病息災を祈る幻想的な火祭りです。昼間の暑さが残る8月の夜、松明を手にした大勢の参加者が山から駆け下り、その炎を次々に鹿曲川へと投げ込んだり、榊の神輿を地面に叩きつけ水を掛け合ったりします。その様子から、信州の奇祭と呼ばれています。

参考:佐久市『信州の奇祭「榊(さかき)祭り」

臼田地区のお祭り

最後に、ほしの町として有名な臼田地区から、3つのお祭りをご紹介します。

臼田小満祭(うすだこまんさい)

二十四節季の一つ、小満(しょうまん)の日に稲荷神社のお祭りとして、大正初期に始まったとされているのが、毎年5月に開催されている「臼田小満祭」です。五穀豊穣や商売繁盛を祈願するお祭りとして誕生したことから、以前は農繁期に入る前の遊び納めとして賑わったといわれています。

現在はステージショーや街頭パレードをはじめ、さまざまなイベントが行われます。また、同日には工業展や佐久総合病院祭もあり、地域に根づいたお祭りとして賑わいを見せています。

参考:佐久市『臼田小満祭(うすだこまんさい)

臼田よいやさ

臼田よいやさ①(令和6年)
(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際

毎年8月上旬に行われる「臼田よいやさ」では、臼田駅から臼田橋下のお祭り広場にかけてパレードや舞踊流し、子供神輿、子ども神輿が街を練り歩きます。地域の保育園や中学校なども参加するほか、臼田小満太鼓の演奏や臼田町商工会支部による多彩な催しがあり、お祭りの最後には、臼田橋の下流で花火が打ち上がります。

参考:佐久市『夏まつり『臼田よいやさ』

新海三社神社御田植祭

「御田植祭」は五穀豊穣を祈願して神楽を奉納するお祭りで、新海三社神社で毎年1月6日に執り行われます。神主らによる田植えや雀追いなど、稲作の一年間をユーモラスに表現した神楽が特徴です。

新海三社神社の東本社は一間社流造(いっけんしゃながれづくり)、桧皮葺(ひわだぶき)、母屋の柱貫木鼻(はしらぬききばな)の笹模様などの時代を感じる特徴が現存しており、国の重要文化財に指定されています。

参考:佐久市観光協会『新海三社神社御田植祭(1月6日)

伝統的なお祭りを巡り佐久市での思い出を作ろう

佐久市では、歴史を感じられる伝統的な祭事や、家族みんなで楽しめるお祭りが一年を通して各地で行われています。お祭りに参加することで、地域の新たな魅力を発見できるかもしれません。

佐久市の方は、自分が住んでいる地域以外のお祭りに、市外や県外の方は旅行の計画に合わせた地域や時期のお祭りに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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