今度の休みは佐久へ行こう!千曲川水系の四季折々の釣種と楽しみ方

こんにちは、プラザ佐久です。

長野県佐久市周辺は、日本三大河川「千曲川」の上流域に位置し、首都圏からのアクセスも良いため、釣り人にはたまらない場所と言われています。

春から夏にかけては水温が上がり始め、魚の活性が高まる時期とあり、本格的な渓流釣りシーズンの始まりです。
春にはイワナやヤマメ、夏は鮎釣り、また冬にはニジマス専用の釣り場や周辺の湖で氷上ワカサギ釣りなどを楽しむ事ができます。川のせせらぎを聞き、水面のゆらめきを感じながら、豊かな自然に囲まれて過ごす時間は最高のリフレッシュになるでしょう。

四季の魅力と魚種をシーズン別にご紹介

信州・佐久を南北に貫く千曲川。八ヶ岳や浅間山、奥秩父の山々から流れ込む豊かな水は、多くの魚たちを育んでいます。ここでは、季節ごとに表情を変える千曲川水系や周辺の湖など、川魚と釣りの魅力をご紹介します。

春(3月〜5月)イワナとヤマメの季節

佐久の春は、まだ雪の気配が残る2月の解禁とともに幕を開けます。
厳しい冬を越え、銀色に輝くヤマメや、岩陰に潜むイワナたちが動き出します。4月、山々にコブシの花が咲く頃になると水温も安定し、カゲロウなどのハッチ(羽化)に合わせて魚たちの活性が一段と高まります。

千曲川本流でのダイナミックな本流の釣りに加え、支流での繊細な渓流釣りも醍醐味です。芽吹き始めた緑を背景に、美しい模様を持つ魚を手にする瞬間は格別です。

イワナ

岩魚という名の通り、岩の多い場所に潜んでいます。
「渓流の最上流」という、魚類にとってはもっとも過酷な環境を生き抜くスペシャリストで、その生態は非常にユニークで、強さと繊細さをあわせ持っており「渓流の王」と呼ばれているそうです。

性格は非常に警戒心が強く、人の影や足音を感じると、一瞬で岩の影に隠れてしまいます。一度隠れるとなかなか出てこないという繊細さを持っており、水温が15°C以下の環境を好み、水温が高くなると生きられないそうです。

そのため、夏でも冷たい湧き水があるような場所に留まるといわれており、水の流れが激しく、酸素が豊富に含まれる場所を好み、同じ川でも下流にはアユ、中流にはヤマメ、そして一番上の険しい場所にイワナ、というように見事な棲み分けが行われているそうです。
主なエサは水生昆虫(カゲロウなど)や、落ちてきた昆虫、小魚も捕食対象だそうで、大きな個体になると、カエルやヘビ、さらには川を渡るネズミまで食べることもあるそうです。千曲川の水の美しさと相まってイワナの斑点模様が宝石のようにキラリと光る姿は釣り人を虜にします。

ヤマメ

山女(ヤマメ)はイワナとは対称的に「渓流の女王」と称されることもあり、その名の通り、イワナとはまた違った気品と、驚くほど俊敏な生態を持っているそうです。

非常に目が良く、釣り人の影が水面に映っただけで一瞬で逃げ去り、釣るのが難しい!という気高さも、女王と呼ばれる理由なのだそうです。

イワナが川の上流を好むのに対し、ヤマメはそれよりも少し下流の渓流域を好み、波立つ瀬(流れの速い場所)の表層近くに潜んでいることが多く、美しい見た目に反して、自分より小さな生き物なら何でも食べ、川虫(カゲロウやトビケラなどの幼虫)や木から落ちてきた昆虫や、小魚などで上流から流れてくるエサを待ち構えて食べるのが基本スタイルのようです。

ヤマメの一番分かりやすい特徴は、青みがかった銀色の体に、体側にある「パーマーク」と呼ばれる楕円形の斑点模様があり、薄紫やピンクの光沢(婚姻色)が乗っています。その繊細な色彩はまさに渓流の宝石ともいえるでしょう。

釣りができるシーズンと料金

期間:2026年2月16日~2026年9月30日
魚種:イワナ・ヤマメ・ニジマス・雑魚
遊漁料金:年間券 6,500円(本人写真要)
     渓流日釣り券 1,300円 渓流現場売り日釣り券 2,000円
場所:佐久漁業共同組合の公式サイト、または指定された佐久市内の各釣具店、コンビニエンスストアでもらえる漁協マップをご確認下さい。

夏(6月〜8月)清流の王道 鮎釣り

強い日差しが水面を照らす6月中旬、千曲川は一年で最も活気付く「鮎(アユ)」の季節を迎えます。佐久エリアの鮎は「香魚」の名にふさわしく、爽やかな香りが特徴で、江戸時代、千曲川の鮎は「御用鮎」として大切に扱われていたという歴史もあるそうです。

アユ

鮎はスイカやキュウリのような爽やかな香りが特徴で、香魚(こうぎょ)と呼ばれ、成長した鮎は石の表面に付いたコケを食べて育つため、コケの質が鮎の味と香りを決めると言われているそうです。
千曲川は日当たりが良く、流れが速い「瀬」が多いため、鮎が大好きな良質なコケが育ちやすい環境です。形も良く、ヒレがピンと張っているのが特徴で、特に塩焼きで内臓まで美味しく食べられるそうです。
佐久の鮎が美味しい最大の理由はまさに千曲川が育む水といえそうです。

佐久市デジタルフォトギャラリー

釣りができるシーズンと料金

期間:漁協が定めた期間
魚種:アユ
遊漁料金:年間券 13,000円
     アユ日釣り券 2,200円 アユ現場売り日釣り券 2,900円
場所:佐久漁業共同組合の公式サイト、または指定された佐久市内の各釣具店、コンビニエンスストアでもらえる漁協マップをご確認下さい。

秋〜冬(9月〜2月)冬季ニジマスエリア(ウインターレインボーエリア)

冬季ニジマスエリアとは、千曲川をエリアごとに区切ったニジマス釣り場のことです。

通常、渓流釣りは9月末で終わりますが、ここでは10月中旬から2月中旬まで楽しむことができます。流れの中で育ったニジマスはヒレがピンと張り、サイズ以上のパワーを見せるのが特徴です。冬の澄んだ空気のフィールドはまた格別です。

ニジマス

虹鱒(ニジマス)は、その名の通り体に走る鮮やかな虹色の輝きが特徴的な魚です。
もともとは北米原産の魚ですが、現在は日本各地の河川や湖に定着しており、非常に身近な存在といわれています。
体の側面に、鮮やかなピンク色(または赤色)の帯があるのが最大の特徴で、この帯が虹のように見えることから「レインボートラウト(Rainbow trout)」と呼ばれているそうです。

佐久市デジタルフォトギャラリー

釣りができるシーズンと料金

期間:2026年10月上旬~2027年2月中旬まで
魚種:ニジマス
遊漁料金:ニジマスシーズン券 3,500円 ニジマス日釣り券 1,300円 現場売り券 2,000円
場所:佐久市佐久大橋~東京電力今井堰堤の区間、区間内には振り出し竿エリアとルアー&フライエリアがあります。
エリアごとの詳細や最新情報は佐久漁業共同組合の公式サイト、または指定された佐久市内の各釣具店、コンビニエンスストアでもらえる漁協マップをご確認下さい。

佐久周辺でできる!氷上ワカサギ釣り

標高1,123mに位置する松原湖は長野県南佐久郡小海町にある湖で、佐久市内から車で約40分で行けるスポットです。

ワカサギ釣りシーズンの1月上旬から2月中旬はまさに銀世界!
結氷した松原湖に色とりどりのワカサギ釣りのテントが並ぶ光景は冬の風物詩となっています。
そして何より、最大の魅力は誰でも気軽に挑戦できることです。「道具を持っていないし…」という方も湖畔の宿やお店でレンタルの釣り具を借りて、手ぶらで楽しむことができます。

ベテランも通い詰めるこの湖で、冬だけの特別な体験をしてみませんか?

初心者でも安心!「手ぶら」で楽しむステップガイド

【STEP 1】まずは湖畔の「宿・売店」へ(AM 6:00〜)

松原湖(猪名湖)のほとりにある「立花屋」さんや「佐久屋」さんなどの提携店に向かいます。

受付: 遊漁証(500円)を購入し、レンタルを申し込みます。

受け取るもの: 竿、仕掛け、餌(サシ)、バケツ、そして氷に穴をあける「ドリル」やテント一式を受け取ります。

アドバイスをもらう: 店主さんに「今日はどのあたりが釣れていますか?」と聞くのが、一番の近道です。また初めてワカサギ釣りに挑戦する方は「初めて挑戦します」という事も伝えましょう。親切に教えてくれることでしょう。

【STEP 2】氷上へ移動し、自分の釣り場のポイントを決める

受け取った荷物を持って、いよいよ凍った湖の上へ歩いて移動します。

ポイント選び:ワカサギは群れで回遊することが多いので慣れないうちは、すでに他のテントが集まっている場所の近く(でも距離は適度に保つ)にするのが無難です。

【服装のアドバイス】

スキーウェア+スノーブーツ+カイロという、氷上ならではの防寒装備がとても重要です。

釣った後の「最高のご褒美」

松原湖のワカサギは水が綺麗なため魚体が美しく、非常に上品な味わいです。
釣ったワカサギをその場で(または提携の宿などで)天ぷらにして食べるのは至福のひとときです。

釣果のあとは冷えた体を温める温泉施設「八峰の湯(ヤッホーのゆ)」に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか?

釣り人のマナーと「遊漁券」のスマートな買い方

川のレギュレーションとルールを守る

禁漁期間やサイズ制限など、千曲川を守るためのレギュレーションとルールがあります。スマートに釣りを楽しむために欠かせない7つのポイントを確認しましょう。

1.遊漁証(釣りチケット)の携帯

佐久漁協管内の河川で釣りをする際は、必ず有効な遊漁証を所持しましょう。
日釣り券は現場で監視員から直接購入する場合、通常料金+現場加算金(1,000円〜1,500円程度)が上乗せされるため、事前購入がオススメです。
年間券(シーズン券)を購入する場合は、本人の顔写真(縦3cm×横2.5cm程度)が必要になります。

2.魚種ごとの遊漁期間

資源保護のため、各魚種ごとに釣りができる期間が厳格に決まっています。

渓流魚(イワナ・ヤマメ・ニジマス): 2月16日 〜 9月30日

アユ: 6月中旬(解禁日) 〜 12月31日

冬季ニジマス(指定エリア): 10月中旬 〜 2月中旬

3. 魚のサイズ制限(キャッチ・アンド・リリース)

小さな魚を保護し、次世代へ繋ぐためのルールです。以下のサイズに満たない魚が釣れた場合は、速やかにリリース(再放流)しましょう。

イワナ・ヤマメ: 15cm以下はリリース

アユ: 10cm以下はリリース

4. 冬季ニジマスエリアの特別ルール

通常の渓流釣りが禁漁となる期間に設置される「冬季ニジマスエリア」には、独自のルールがあります。

設置区間: 佐久大橋 〜 東京電力今井堰堤

釣法制限: 「餌釣り(のべ竿)エリア」と「ルアー・フライ・テンカラエリア」に分かれています。

持ち帰り制限: 魚体保護のため、大型(例:40cm以上)の持ち帰りは1日1匹までとする等の制限が設けられることがあります。

5.場所取りと先行者への配慮

河川は公共の場所であるため、前日からの場所取りや過度な範囲の占有はマナー違反およびトラブルの原因となります。
狙いたいポイントにすでに他の釣り人がいる場合は、十分な距離(最低でも数10メートル)を保ちましょう。
割り込みは厳禁です。また、後から来た場合も「お隣、失礼してもよろしいですか?」と一声かけるのがスマートなマナーです。

先行者への配慮:「追い越し」は絶対NG

先行者のすぐ上流に回り込んで釣りを始める行為は「頭跳ね(あたまはね)」と呼ばれ、渓流釣りで最も嫌われるマナー違反です。
魚は一度誰かが通ると警戒して釣れなくなるため、先行者の楽しみを奪いトラブルの元となるので注意しましょう。

もし先行者がいて予定の場所に入れなかったとしても、「今日は別のポイントを開拓するチャンスだ」と前向きに捉える余裕を持つことが、楽しい釣行に繋がるでしょう。

6.駐車場所の徹底

河川の場所により、駐車できるスペースがありますが、農作業車両の通行を妨げたり、私有地や民家の入り口を塞いだりしないよう細心の注意をしましょう。

7.河川環境への配慮

釣り糸(ライン)や針、餌の容器などの放置は厳禁です。
放置された釣り糸(ライン)や針は、鳥や魚、水辺の動物にとって凶器となり、足や翼に糸が絡まると、動けなくなって死んでしまいます。また、針のついたゴミを飲み込んでしまい、内臓を傷つけてしまうこともあるそうです。

何より「釣り禁止」になってしまう:ゴミ問題は、近隣住民や管理者に大きな負担や迷惑になります。「マナーが悪い」と判断されると、これまで釣りができていた場所が立入禁止・釣り禁止になってしまうこともあるので注意しましょう。

自分たちだけでなく、将来の釣り人から楽しむ場所を奪うことにもなってしまうため、各自ルールを守りましょう。

遊漁券の購入ガイド

オンラインでの購入

現在、最も推奨されるのがスマホアプリを利用する方法です。

利用ツール: FISHPASS(フィッシュパス)

24時間いつでもどこでも、 思い立った時に購入できます。
釣り具店が閉まっている時間帯に釣りを始めたいという時にも購入できます。
また、 紙の券を持ち歩く必要がなく、紙の遊漁券をなくす不安を解消できます。
監視員が来た際はスマホ画面を提示するだけです。

無料の保険付帯: FISHPASSで購入すると、釣り中の事故に対する保険(釣り人見舞金)が自動付帯されるため安心です。

事前準備:釣り場でのスムーズな確認のため、事前にアプリをダウンロードし、購入・使用方法を確認しておくのがおすすめです。

決済方法:クレジットカード、コンビニ払い、各種Pay決済など。

現地の「遊漁証販売所」での購入

佐久漁業共同組合が指定した店舗、佐久漁協の旗が立っている地域の釣具店、コンビニエンスストアなどで購入できます。
コンビニでは販売時期になると旗が立っていたりもします。

釣具店など対面で遊漁券を購入するメリットはお店の方から「最近はあの橋の下で上がっているよ」「昨日の雨で少し濁りが入ったよ」などといった、ネットには載っていないリアルな最新情報を聞けるのが最大の魅力です。

遊漁証販売所は佐久漁業協同組合の公式サイトから確認できますので、活用ください。

関連外部サイト

佐久漁協共同組合
南佐久南部漁協組合
上州屋佐久店
マウンテンロックリバー

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