読み物

長野県佐久市は多彩なお祭りが盛り沢山!地区ごとのイベント情報をご紹介

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市では、魅力的なお祭りが各地域で開催されています。地域の歴史や文化を感じられるお祭りは、季節の風物詩ともいえるでしょう。 お祭りに込められた思いや成り立ち、地域とのつながりを知ることで、より楽しめるイベントになるのではないでしょうか。今回は、佐久市内の方をはじめ、市外や県外の方にも知っていただきたい佐久市のお祭りの特徴や見どころ、魅力をお伝えします。 佐久市には魅力あふれるお祭りが存在!その特徴とは 佐久市では、一年を通してたくさんの魅力的で多彩なお祭りが行われています。その多くに、佐久市の特産品や季節、自然環境が反映されているのが特徴です。ここからは、佐久市の各地区ごとに、9つのお祭りの見どころや魅力をご紹介します。 佐久地区のお祭り 佐久市には4つの地区があります。浅間、東、中込、野沢エリアを含む「佐久地区」は、佐久市の中心部です。まずは、佐久地区のお祭りを見ていきましょう。 佐久鯉まつり 1963年から始まった「佐久鯉まつり」は、佐久の名産である「佐久鯉」と、端午の節句の「鯉のぼり」をかけ、子どもたちの健やかな成長を願って毎年5月5日に開催されるお祭りです。ステージイベントでは、佐久鯉太鼓の演奏や佐久鯉拝領の儀、新生児出世健康祈願、佐久鯉泣き相撲大会などが行われます。 また、同日には県下最大級の熱気球大会で ある「佐久バルーンフェスティバル」も開催され、色とりどりの熱気球が佐久市の大空を飛行します。 参考:佐久市『佐久鯉まつり』参考:佐久市『佐久バルーンフェスティバル』関連記事:佐久鯉の歴史と魅力関連記事:初夏の風物詩「バルーンフェスティバル」見どころ楽しみ方をご紹介 野沢祇園祭 「野沢祇園祭」は、野沢地区「大伴神社」境内にある「素戔嗚神社」の祭礼で、毎年7月下旬の週末に行われます。室町時代から400年以上の歴史があるといわれており、幅広い年代が参加する大祭です。 大伴神社を出発した本神輿が鉾(ほこ)や、青龍、朱雀、白虎、玄武を象った四神に先導され、野沢町内を勇壮に練り歩く姿を多くの見物客が見守ります。 参考:佐久市観光協会『野沢祇園祭(7月下旬)』 平尾山もみじ祭り 平尾山もみじ祭り(令和6年)(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 10月下旬、佐久市の山々が色づく季節に「平尾山もみじ祭り」が開催されます。 紅葉をバックに地域の子どもたちの発表や佐久鯉太鼓の演奏、お笑いショーなどのステージイベントが会場を盛り上げます。農産物の直売やキッチンカーの出店のほかに、ふれあい動物園、金魚すくい、ヨーヨー風船などがあり、自然を満喫しながら家族で楽しめます。 参考:佐久市『平尾山もみじ祭り』 鼻顔稲荷神社の初午祭(はつうまさい) 岩村田地区の鼻顔稲荷神社で毎年2月11日に行われる「初午祭」は、五穀豊穣や商売繁盛などを祈願するお祭りです。鼻顔稲荷神社の入口では、縁起物のダルマを買い求める人で賑わいます。 岩村田商店街から神社へかけての参道には露天が建ち並び、初午祭当日限定の名物が販売されます。また、同日の夕方からは鼻顔稲荷神社の下を流れる湯川のほとりで奉焼祭もあり、ダルマのお炊きあげが行われます。 参考:佐久市観光協会『初午祭(2月11日)』 浅科・望月地区のお祭り 続いて、浅科地区と望月地区で開催されるお祭りを1つずつご紹介します。 浅科どんどん祭り・浅科納涼花火大会 「浅科どんどん祭り」は、毎年8月14日に行われる夏祭りです。未就学児から参加できる魚のつかみ取りや中山道宿場太鼓の演奏、盆踊りが行われます。...

長野県佐久市は多彩なお祭りが盛り沢山!地区ごとのイベント情報をご紹介

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市では、魅力的なお祭りが各地域で開催されています。地域の歴史や文化を感じられるお祭りは、季節の風物詩ともいえるでしょう。 お祭りに込められた思いや成り立ち、地域とのつながりを知ることで、より楽しめるイベントになるのではないでしょうか。今回は、佐久市内の方をはじめ、市外や県外の方にも知っていただきたい佐久市のお祭りの特徴や見どころ、魅力をお伝えします。 佐久市には魅力あふれるお祭りが存在!その特徴とは 佐久市では、一年を通してたくさんの魅力的で多彩なお祭りが行われています。その多くに、佐久市の特産品や季節、自然環境が反映されているのが特徴です。ここからは、佐久市の各地区ごとに、9つのお祭りの見どころや魅力をご紹介します。 佐久地区のお祭り 佐久市には4つの地区があります。浅間、東、中込、野沢エリアを含む「佐久地区」は、佐久市の中心部です。まずは、佐久地区のお祭りを見ていきましょう。 佐久鯉まつり 1963年から始まった「佐久鯉まつり」は、佐久の名産である「佐久鯉」と、端午の節句の「鯉のぼり」をかけ、子どもたちの健やかな成長を願って毎年5月5日に開催されるお祭りです。ステージイベントでは、佐久鯉太鼓の演奏や佐久鯉拝領の儀、新生児出世健康祈願、佐久鯉泣き相撲大会などが行われます。 また、同日には県下最大級の熱気球大会で ある「佐久バルーンフェスティバル」も開催され、色とりどりの熱気球が佐久市の大空を飛行します。 参考:佐久市『佐久鯉まつり』参考:佐久市『佐久バルーンフェスティバル』関連記事:佐久鯉の歴史と魅力関連記事:初夏の風物詩「バルーンフェスティバル」見どころ楽しみ方をご紹介 野沢祇園祭 「野沢祇園祭」は、野沢地区「大伴神社」境内にある「素戔嗚神社」の祭礼で、毎年7月下旬の週末に行われます。室町時代から400年以上の歴史があるといわれており、幅広い年代が参加する大祭です。 大伴神社を出発した本神輿が鉾(ほこ)や、青龍、朱雀、白虎、玄武を象った四神に先導され、野沢町内を勇壮に練り歩く姿を多くの見物客が見守ります。 参考:佐久市観光協会『野沢祇園祭(7月下旬)』 平尾山もみじ祭り 平尾山もみじ祭り(令和6年)(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 10月下旬、佐久市の山々が色づく季節に「平尾山もみじ祭り」が開催されます。 紅葉をバックに地域の子どもたちの発表や佐久鯉太鼓の演奏、お笑いショーなどのステージイベントが会場を盛り上げます。農産物の直売やキッチンカーの出店のほかに、ふれあい動物園、金魚すくい、ヨーヨー風船などがあり、自然を満喫しながら家族で楽しめます。 参考:佐久市『平尾山もみじ祭り』 鼻顔稲荷神社の初午祭(はつうまさい) 岩村田地区の鼻顔稲荷神社で毎年2月11日に行われる「初午祭」は、五穀豊穣や商売繁盛などを祈願するお祭りです。鼻顔稲荷神社の入口では、縁起物のダルマを買い求める人で賑わいます。 岩村田商店街から神社へかけての参道には露天が建ち並び、初午祭当日限定の名物が販売されます。また、同日の夕方からは鼻顔稲荷神社の下を流れる湯川のほとりで奉焼祭もあり、ダルマのお炊きあげが行われます。 参考:佐久市観光協会『初午祭(2月11日)』 浅科・望月地区のお祭り 続いて、浅科地区と望月地区で開催されるお祭りを1つずつご紹介します。 浅科どんどん祭り・浅科納涼花火大会 「浅科どんどん祭り」は、毎年8月14日に行われる夏祭りです。未就学児から参加できる魚のつかみ取りや中山道宿場太鼓の演奏、盆踊りが行われます。...

佐久市の地元民に愛されるご当地グルメ「むしり」。由来や楽しみ方を紹介

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市臼田地区に「むしり」という郷土料理があることをご存知ですか。地元のみならず、県外にもリピーターがいる「むしり」は、佐久市を訪れた際に一度は食べておきたい料理のひとつです。 今回は、「むしり」の特徴をはじめ、観光時の楽しみ方やおいしく味わうポイントをご紹介します。 「むしり」とは佐久市臼田地区で人気の鶏料理 「むしり」とは、臼田地域で愛されている鶏を使った料理です。むしりは、養鶏が盛んであった臼田地域で、昭和30年代に誕生したといわれています。 鶏肉の半身、またはモモの部分をじっくりと焼き上げたものを、手でむしりながら食べることが名前の由来です。地元の方に愛されるほか、県外からむしりを目的に訪れる方もいます。 (参考:佐久市観光協会「むしり」) むしりの特徴と魅力 むしりの醍醐味は、鶏肉本来の旨味を楽しめることです。塩とコショウで味付けした鶏肉を、時間をかけてじっくりと焼き上げることで、素材の味が最大限に活かされます。お店によって調理方法が異なり、蒸し焼きや揚げたむしりがあるところも魅力です。 パリパリとした皮の食感と、やわらかくジューシーな肉は、幅広い年齢層から好評を得ています。ご飯やお味噌汁と一緒に定食にしたり、お酒のおつまみにしたりと、さまざまなシーンで食べられている料理です。 佐久市の観光で「むしり」を楽しむ方法 むしりは1時間以上かけてじっくり焼き上げる料理のため、予約が必要な店舗もあります。佐久市を観光する際にむしりを食べたい場合は、事前にお店へ確認や予約をしておくと良いでしょう。 ここでは、佐久市の観光でむしりを楽しむ方法をご紹介します。 旅行の計画に臼田地区でのランチを入れる 佐久市を観光する際、臼田地区でむしりを昼食にする計画で旅のスケジュールを立てると、時間を有効に使えます。その際、臼田地区への到着時間にゆとりをもってお店を予約しましょう。 事前に定休日や営業時間を確認するほか、車移動の場合は駐車場を、電車移動の場合は駅からの道のりを確認して予約を入れられるとよいですね。 持ち帰りで購入して宿泊先や自宅で味わう お店で食事をする時間がとりにくい場合は、むしりをテイクアウトして宿泊先や自宅でゆっくり味わうのもオススメです。旅館やホテルに焼きたてのむしりを持ち帰り、ほかのご当地グルメと一緒に舌鼓を打つことも旅の醍醐味といえるでしょう。 旅の最後にむしりをテイクアウトして、お土産にするのもよいですね。 むしりをおいしく味わうポイント むしりを食べる際は、名前のように手でむしることで、そのおいしさを存分に味わえます。洋食のようにナイフやフォークを使わずに、身をむしり取ったり、豪快にかぶりついたりしてください。 焼き立てのむしりは香ばしさも格別です。持ち帰りなどで冷めてしまった際は、電子レンジやオーブンで温め直すとよいでしょう。 いつ食べてもおいしいむしりですが、クリスマスチキンや年末のご馳走として食べる家庭もあります。臼田地区では、お祝い事や節目にむしりを食べる習慣があるため、旅行の記念に食べてみてはいかがでしょうか。 佐久のご当地グルメ「むしり」で、豪快に鶏肉を味わおう 佐久市臼田地区の郷土料理むしりは、素材の味を活かしたシンプルな調理方法ながら、丁寧に時間をかけて作られた鶏料理です。晴れの日や季節な人生の節目に、大切な人と一緒にいただく文化から、地元の方が大切にしてきた伝統を感じられます。 佐久市にお住まいでむしりをまだ食べたことのない方や、観光で佐久市に訪れる方は、一度味わってみてはいかがでしょうか。臼田地区には、歴史を感じられる建造物や天体観測ができる施設などもあるため、ぜひ足を伸ばしてください。 関連記事:歴史と星の町、佐久市臼田の魅力とは?

佐久市の地元民に愛されるご当地グルメ「むしり」。由来や楽しみ方を紹介

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市臼田地区に「むしり」という郷土料理があることをご存知ですか。地元のみならず、県外にもリピーターがいる「むしり」は、佐久市を訪れた際に一度は食べておきたい料理のひとつです。 今回は、「むしり」の特徴をはじめ、観光時の楽しみ方やおいしく味わうポイントをご紹介します。 「むしり」とは佐久市臼田地区で人気の鶏料理 「むしり」とは、臼田地域で愛されている鶏を使った料理です。むしりは、養鶏が盛んであった臼田地域で、昭和30年代に誕生したといわれています。 鶏肉の半身、またはモモの部分をじっくりと焼き上げたものを、手でむしりながら食べることが名前の由来です。地元の方に愛されるほか、県外からむしりを目的に訪れる方もいます。 (参考:佐久市観光協会「むしり」) むしりの特徴と魅力 むしりの醍醐味は、鶏肉本来の旨味を楽しめることです。塩とコショウで味付けした鶏肉を、時間をかけてじっくりと焼き上げることで、素材の味が最大限に活かされます。お店によって調理方法が異なり、蒸し焼きや揚げたむしりがあるところも魅力です。 パリパリとした皮の食感と、やわらかくジューシーな肉は、幅広い年齢層から好評を得ています。ご飯やお味噌汁と一緒に定食にしたり、お酒のおつまみにしたりと、さまざまなシーンで食べられている料理です。 佐久市の観光で「むしり」を楽しむ方法 むしりは1時間以上かけてじっくり焼き上げる料理のため、予約が必要な店舗もあります。佐久市を観光する際にむしりを食べたい場合は、事前にお店へ確認や予約をしておくと良いでしょう。 ここでは、佐久市の観光でむしりを楽しむ方法をご紹介します。 旅行の計画に臼田地区でのランチを入れる 佐久市を観光する際、臼田地区でむしりを昼食にする計画で旅のスケジュールを立てると、時間を有効に使えます。その際、臼田地区への到着時間にゆとりをもってお店を予約しましょう。 事前に定休日や営業時間を確認するほか、車移動の場合は駐車場を、電車移動の場合は駅からの道のりを確認して予約を入れられるとよいですね。 持ち帰りで購入して宿泊先や自宅で味わう お店で食事をする時間がとりにくい場合は、むしりをテイクアウトして宿泊先や自宅でゆっくり味わうのもオススメです。旅館やホテルに焼きたてのむしりを持ち帰り、ほかのご当地グルメと一緒に舌鼓を打つことも旅の醍醐味といえるでしょう。 旅の最後にむしりをテイクアウトして、お土産にするのもよいですね。 むしりをおいしく味わうポイント むしりを食べる際は、名前のように手でむしることで、そのおいしさを存分に味わえます。洋食のようにナイフやフォークを使わずに、身をむしり取ったり、豪快にかぶりついたりしてください。 焼き立てのむしりは香ばしさも格別です。持ち帰りなどで冷めてしまった際は、電子レンジやオーブンで温め直すとよいでしょう。 いつ食べてもおいしいむしりですが、クリスマスチキンや年末のご馳走として食べる家庭もあります。臼田地区では、お祝い事や節目にむしりを食べる習慣があるため、旅行の記念に食べてみてはいかがでしょうか。 佐久のご当地グルメ「むしり」で、豪快に鶏肉を味わおう 佐久市臼田地区の郷土料理むしりは、素材の味を活かしたシンプルな調理方法ながら、丁寧に時間をかけて作られた鶏料理です。晴れの日や季節な人生の節目に、大切な人と一緒にいただく文化から、地元の方が大切にしてきた伝統を感じられます。 佐久市にお住まいでむしりをまだ食べたことのない方や、観光で佐久市に訪れる方は、一度味わってみてはいかがでしょうか。臼田地区には、歴史を感じられる建造物や天体観測ができる施設などもあるため、ぜひ足を伸ばしてください。 関連記事:歴史と星の町、佐久市臼田の魅力とは?

佐久市観光のお土産に最適!幻の米「五郎兵衛米」とは?

佐久市の浅科地区で生産されている五郎兵衛米をご存知ですか?この記事では、希少価値が高く幻の米と呼ばれるブランド米が誕生した背景や、おいしさの特徴、購入できる場所など、五郎兵衛米の魅力をたっぷりとご紹介します。 佐久市の特産品「五郎兵衛米」とは? 五郎兵衛新田 秋 空撮(令和6年)(DL:2025/1/22、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 五郎兵衛米(ごろべえまい)は、長野県佐久市浅科地区(旧浅科村)にある五郎兵衛用水近辺の一部の土地で栽培されたお米です。まずは、五郎兵衛米の歴史や生産地の浅科地区についてみていきましょう。 五郎兵衛米の歴史と背景 五郎兵衛米の起源は、市川五郎兵衛真親が現在の佐久地方で開発を行った「五郎兵衛新田」にあります。徳川家康から鉱山や新田開発を許可され、当時の浅科村で用水を開削し、新田開発を行ったといわれています。 約20kmにも及ぶ用水は「五郎兵衛用水」と名付けられ、この用水をもとに開発、整備された400ha程の「五郎兵衛新田」で収穫されたお米が「五郎兵衛米」です。 市川五郎兵衛真親が新田開発の許可を受けてから、用水路が完成するまで49年もの年月がかかったそうです。市川五郎兵衛真親の没後、私財を投じて用水路の開発に取り組んだ市川五郎兵衛真親の徳を慕って村人たちは、真親神社を設立。その後に村の名称を五郎兵衛新田村に変更したり、記念館を建てるなどして敬ったとされています。 参考:佐久市「五郎兵衛記念館」 五郎兵衛米がつくられている浅科地区とは? 浅間山と蓼科山の間に位置し、双方の山から一字ずつ取って名付けられた旧浅科村。2005年の合併で佐久市になりましたが、現在は佐久市浅科地区として親しまれています。新幹線の駅名にもなった佐久平(佐久盆地)のほぼ中央に位置しており、東側には千曲川が流れています。標高約680mの穀倉地帯で、田園風景が広がる自然豊かな地域です。 関連記事:【佐久エリア紹介】浅科地区の魅力とは?都会の喧騒を離れたひとときを 五郎兵衛米の特徴 五郎兵衛新田 秋④(令和6年)(DL:2025/1/22、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 浅科地区の気候で育った五郎兵衛米の特徴をご紹介します。 粘りと甘みが強く、冷めてもおいしい 蓼科山を源泉とした清流と、強い粘りのある土壌の恩恵を受けた新田でつくられる五郎兵衛米は、お米の味や食感が特徴的です。しっかりとした粒にお米のうまみと甘みが詰まっており、粘りが強いごはんが炊けます。 粘りと甘みが強いごはんは冷めてもおいしいため、おにぎりやお弁当用にも向いています。 ほとんど市場に流通しないため希少性が高い 希少性の高さも五郎兵衛米の大きな特徴です。浅科地区の中でも、五郎兵衛用水が通っている約400haの田んぼでのみ栽培されたお米が五郎兵衛米として出荷されるので、収穫量が限られています。そのため、市場への流通が少なく「幻の米」と言われることも。希少性が高く、味に定評があることから、高級料亭でも取り扱われています。 佐久市で五郎兵衛米を購入できる場所 年度や時期によっては手に入りにくいこともある五郎兵衛米ですが、通信販売サイトで購入したり、ふるさと納税の返礼品で選択したりすることで手に入れることができます。佐久市の道の駅や直売所で販売している場所もあるため、旅のお土産として五郎兵衛米を購入し、自宅に帰ってから楽しむのもよいですね。 参考:佐久市「温泉・道の駅」 五郎兵衛新田と浅間山の景色も楽しもう 佐久市へ旅行される際は、五郎兵衛新田と浅間山を望んでみてはいかがでしょうか。佐久市は、長閑な田園風景越しに浅間山が眺望できることで有名です。 この美しい景観を守るために、佐久市は景観条例を制定しています。観光で佐久市に訪れた際は、浅科地区へ足を伸ばしてご覧ください。...

佐久市観光のお土産に最適!幻の米「五郎兵衛米」とは?

佐久市の浅科地区で生産されている五郎兵衛米をご存知ですか?この記事では、希少価値が高く幻の米と呼ばれるブランド米が誕生した背景や、おいしさの特徴、購入できる場所など、五郎兵衛米の魅力をたっぷりとご紹介します。 佐久市の特産品「五郎兵衛米」とは? 五郎兵衛新田 秋 空撮(令和6年)(DL:2025/1/22、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 五郎兵衛米(ごろべえまい)は、長野県佐久市浅科地区(旧浅科村)にある五郎兵衛用水近辺の一部の土地で栽培されたお米です。まずは、五郎兵衛米の歴史や生産地の浅科地区についてみていきましょう。 五郎兵衛米の歴史と背景 五郎兵衛米の起源は、市川五郎兵衛真親が現在の佐久地方で開発を行った「五郎兵衛新田」にあります。徳川家康から鉱山や新田開発を許可され、当時の浅科村で用水を開削し、新田開発を行ったといわれています。 約20kmにも及ぶ用水は「五郎兵衛用水」と名付けられ、この用水をもとに開発、整備された400ha程の「五郎兵衛新田」で収穫されたお米が「五郎兵衛米」です。 市川五郎兵衛真親が新田開発の許可を受けてから、用水路が完成するまで49年もの年月がかかったそうです。市川五郎兵衛真親の没後、私財を投じて用水路の開発に取り組んだ市川五郎兵衛真親の徳を慕って村人たちは、真親神社を設立。その後に村の名称を五郎兵衛新田村に変更したり、記念館を建てるなどして敬ったとされています。 参考:佐久市「五郎兵衛記念館」 五郎兵衛米がつくられている浅科地区とは? 浅間山と蓼科山の間に位置し、双方の山から一字ずつ取って名付けられた旧浅科村。2005年の合併で佐久市になりましたが、現在は佐久市浅科地区として親しまれています。新幹線の駅名にもなった佐久平(佐久盆地)のほぼ中央に位置しており、東側には千曲川が流れています。標高約680mの穀倉地帯で、田園風景が広がる自然豊かな地域です。 関連記事:【佐久エリア紹介】浅科地区の魅力とは?都会の喧騒を離れたひとときを 五郎兵衛米の特徴 五郎兵衛新田 秋④(令和6年)(DL:2025/1/22、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 浅科地区の気候で育った五郎兵衛米の特徴をご紹介します。 粘りと甘みが強く、冷めてもおいしい 蓼科山を源泉とした清流と、強い粘りのある土壌の恩恵を受けた新田でつくられる五郎兵衛米は、お米の味や食感が特徴的です。しっかりとした粒にお米のうまみと甘みが詰まっており、粘りが強いごはんが炊けます。 粘りと甘みが強いごはんは冷めてもおいしいため、おにぎりやお弁当用にも向いています。 ほとんど市場に流通しないため希少性が高い 希少性の高さも五郎兵衛米の大きな特徴です。浅科地区の中でも、五郎兵衛用水が通っている約400haの田んぼでのみ栽培されたお米が五郎兵衛米として出荷されるので、収穫量が限られています。そのため、市場への流通が少なく「幻の米」と言われることも。希少性が高く、味に定評があることから、高級料亭でも取り扱われています。 佐久市で五郎兵衛米を購入できる場所 年度や時期によっては手に入りにくいこともある五郎兵衛米ですが、通信販売サイトで購入したり、ふるさと納税の返礼品で選択したりすることで手に入れることができます。佐久市の道の駅や直売所で販売している場所もあるため、旅のお土産として五郎兵衛米を購入し、自宅に帰ってから楽しむのもよいですね。 参考:佐久市「温泉・道の駅」 五郎兵衛新田と浅間山の景色も楽しもう 佐久市へ旅行される際は、五郎兵衛新田と浅間山を望んでみてはいかがでしょうか。佐久市は、長閑な田園風景越しに浅間山が眺望できることで有名です。 この美しい景観を守るために、佐久市は景観条例を制定しています。観光で佐久市に訪れた際は、浅科地区へ足を伸ばしてご覧ください。...

佐久市を訪れたら食べたい!おすすめ郷土料理7選

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市を観光するときに、郷土料理を食べたいと考える方もいるのではないでしょうか。地元の食材や調味料を使った食事は、旅の楽しみの一つです。 今回は、佐久市に伝わる家庭料理や、お店で食べられるグルメを7つご紹介します。 郷土料理で楽しむ佐久市 佐久市の郷土料理は、各地域の産物を気候や風土に合わせて調理されており、地域の生活環境が色濃く反映されています。歴史や文化、食生活とともに各家庭の味として受け継がれているふるさとの味です。 旅行で佐久に訪れる際には、ぜひ佐久市ならではの郷土料理を味わってみてください。 (参考:佐久市『佐久市農村生活マイスターの会のレシピ本「母から子へ 孫へ伝える佐久の味」』) 伝統的な郷土料理3選 佐久市の家庭に伝わる料理は数多くあり、地域や家庭の味として親から子へ、子から孫へ受け継がれています。地域で収穫した食材を活かし、季節に合わせた調理をした郷土料理の中から、佐久市内の飲食店や宿で味わえ、お土産用としても販売されているものを3つご紹介します。 佐久鯉の鯉こく・うま煮 佐久市で鯉を食べる文化は長く、1800年代から鯉の養殖が始まったとされています。寒さが厳しく二毛作が難しい地域では、稲作のオフシーズンを利用した鯉の養殖が行われています。 佐久市の気候や風土と千曲川の冷たい流水により、時間をかけて育った鯉は、臭みがほぼなく、引き締まった身と適度に脂肪が乗った肉質が特徴です。「佐久鯉」として、地域団体商標登録されています。そんな佐久鯉を使った「鯉こく」は、筒切りにした鯉を味噌で煮た汁物です。淡泊でふんわりとした鯉の身とアラから出る旨味を堪能でき、お正月料理としても親しまれています。 また、「鯉のうま煮」はしょうゆ、砂糖、みりんで煮込んだ郷土料理です。じっくりと1時間以上かけて炊くことで、煮汁が照りのある飴状になり、身がとろけるほどやわらかくなります。 「鯉こく」「鯉のうま煮」ともに、プラザ佐久の公式通販サイトで取り扱っていますので、ぜひご賞味ください。 購入はこちら 小鮒の甘露煮 海に面していない長野県では、古くから川魚を食べる食文化もあります。佐久鯉の稲田養鯉の技術や文化は、小鮒の養殖に活かされています。9月頃になると、5cm程度の小鮒が生きたままの状態で販売されますが、これは他の地域ではあまり見られない光景です。 佐久市の郷土料理、「小鮒の甘露煮」は、生きている小鮒を鍋に入れて調理することが特徴です。しょうゆと砂糖を入れて煮込んだ甘露煮は、甘辛さと独特の苦みを感じる味付けで、頭や骨も食べられるやわらかさ。炊きたてのごはんと一緒に食べたり、酒のつまみに食べたりするのがオススメです。 矢島の凍み豆腐 「矢島の凍み豆腐」とは、薄切りにした豆腐を屋外で一晩かけて凍結させ、その後約10日かけて自然解凍と凍結をくり返して作られる保存食品です。矢島城主が武田信玄に食前豆腐を出した際に、寒さにより凍ってしまった豆腐の味が好評だったことが由来だといわれています。 天気や気温、風など自然の恵みを借りる伝統製法と、手作業によって作られているため、手間の多さと生産者の減少から希少になってきました。大豆のうまみとやわらかな舌触りは、矢島の凍み豆腐ならではの特徴です。2022年には、文化庁による日本の多様な食文化の継承や振興の一環で、地域で受け継がれてきた食文化として、「100年フード」にも認定されました。 (参考:佐久市「矢島凍み豆腐」) 関連記事:【佐久エリア紹介】浅科地区の魅力とは?都会の喧騒を離れたひとときを 佐久の人に愛される地元グルメ4選 伝統的な郷土料理のほかに、地元の食材や調味料を使った名物もあります。ここでは、佐久市の方々に愛される地元グルメを4つ解説します。 煮こじ蕎麦 煮こじ蕎麦とは、郷土料理の「煮こじ」を信州蕎麦と一緒に食べる料理です。温かい蕎麦の上に煮こじを乗せたり、煮こじを別盛りにして冷たい蕎麦と一緒に食べたりする煮こじ蕎麦は、中山道の名物として2013年に佐久商工会議所が発案しました。 煮こじとは、大根やにんじん、じゃがいもを炒め煮にした郷土料理です。家庭やお店によって、凍み豆腐やこんにゃく、お肉なども加わります。 安養寺ら~めん 信州味噌発祥の地とされている安養寺味噌を使った「安養寺ら~めん」は、2008年に開発された佐久市のご当地グルメです。安養寺のある佐久市一体で栽培した大豆で造られた安養寺味噌を80%以上用いて作られた安養寺ら~めんは、加盟店ごとの工夫が楽しめます。...

佐久市を訪れたら食べたい!おすすめ郷土料理7選

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市を観光するときに、郷土料理を食べたいと考える方もいるのではないでしょうか。地元の食材や調味料を使った食事は、旅の楽しみの一つです。 今回は、佐久市に伝わる家庭料理や、お店で食べられるグルメを7つご紹介します。 郷土料理で楽しむ佐久市 佐久市の郷土料理は、各地域の産物を気候や風土に合わせて調理されており、地域の生活環境が色濃く反映されています。歴史や文化、食生活とともに各家庭の味として受け継がれているふるさとの味です。 旅行で佐久に訪れる際には、ぜひ佐久市ならではの郷土料理を味わってみてください。 (参考:佐久市『佐久市農村生活マイスターの会のレシピ本「母から子へ 孫へ伝える佐久の味」』) 伝統的な郷土料理3選 佐久市の家庭に伝わる料理は数多くあり、地域や家庭の味として親から子へ、子から孫へ受け継がれています。地域で収穫した食材を活かし、季節に合わせた調理をした郷土料理の中から、佐久市内の飲食店や宿で味わえ、お土産用としても販売されているものを3つご紹介します。 佐久鯉の鯉こく・うま煮 佐久市で鯉を食べる文化は長く、1800年代から鯉の養殖が始まったとされています。寒さが厳しく二毛作が難しい地域では、稲作のオフシーズンを利用した鯉の養殖が行われています。 佐久市の気候や風土と千曲川の冷たい流水により、時間をかけて育った鯉は、臭みがほぼなく、引き締まった身と適度に脂肪が乗った肉質が特徴です。「佐久鯉」として、地域団体商標登録されています。そんな佐久鯉を使った「鯉こく」は、筒切りにした鯉を味噌で煮た汁物です。淡泊でふんわりとした鯉の身とアラから出る旨味を堪能でき、お正月料理としても親しまれています。 また、「鯉のうま煮」はしょうゆ、砂糖、みりんで煮込んだ郷土料理です。じっくりと1時間以上かけて炊くことで、煮汁が照りのある飴状になり、身がとろけるほどやわらかくなります。 「鯉こく」「鯉のうま煮」ともに、プラザ佐久の公式通販サイトで取り扱っていますので、ぜひご賞味ください。 購入はこちら 小鮒の甘露煮 海に面していない長野県では、古くから川魚を食べる食文化もあります。佐久鯉の稲田養鯉の技術や文化は、小鮒の養殖に活かされています。9月頃になると、5cm程度の小鮒が生きたままの状態で販売されますが、これは他の地域ではあまり見られない光景です。 佐久市の郷土料理、「小鮒の甘露煮」は、生きている小鮒を鍋に入れて調理することが特徴です。しょうゆと砂糖を入れて煮込んだ甘露煮は、甘辛さと独特の苦みを感じる味付けで、頭や骨も食べられるやわらかさ。炊きたてのごはんと一緒に食べたり、酒のつまみに食べたりするのがオススメです。 矢島の凍み豆腐 「矢島の凍み豆腐」とは、薄切りにした豆腐を屋外で一晩かけて凍結させ、その後約10日かけて自然解凍と凍結をくり返して作られる保存食品です。矢島城主が武田信玄に食前豆腐を出した際に、寒さにより凍ってしまった豆腐の味が好評だったことが由来だといわれています。 天気や気温、風など自然の恵みを借りる伝統製法と、手作業によって作られているため、手間の多さと生産者の減少から希少になってきました。大豆のうまみとやわらかな舌触りは、矢島の凍み豆腐ならではの特徴です。2022年には、文化庁による日本の多様な食文化の継承や振興の一環で、地域で受け継がれてきた食文化として、「100年フード」にも認定されました。 (参考:佐久市「矢島凍み豆腐」) 関連記事:【佐久エリア紹介】浅科地区の魅力とは?都会の喧騒を離れたひとときを 佐久の人に愛される地元グルメ4選 伝統的な郷土料理のほかに、地元の食材や調味料を使った名物もあります。ここでは、佐久市の方々に愛される地元グルメを4つ解説します。 煮こじ蕎麦 煮こじ蕎麦とは、郷土料理の「煮こじ」を信州蕎麦と一緒に食べる料理です。温かい蕎麦の上に煮こじを乗せたり、煮こじを別盛りにして冷たい蕎麦と一緒に食べたりする煮こじ蕎麦は、中山道の名物として2013年に佐久商工会議所が発案しました。 煮こじとは、大根やにんじん、じゃがいもを炒め煮にした郷土料理です。家庭やお店によって、凍み豆腐やこんにゃく、お肉なども加わります。 安養寺ら~めん 信州味噌発祥の地とされている安養寺味噌を使った「安養寺ら~めん」は、2008年に開発された佐久市のご当地グルメです。安養寺のある佐久市一体で栽培した大豆で造られた安養寺味噌を80%以上用いて作られた安養寺ら~めんは、加盟店ごとの工夫が楽しめます。...

【佐久エリア紹介】野沢の魅力とは?健康長寿を願う癒しの旅

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市は複数の自治体が合併して誕生したまちで、その歴史を反映して、4つの地区・7つのエリアに分けられます。今回は、野沢エリアの観光名所やイベント、お土産にも最適な特産品をご紹介します。癒しの旅を計画している方は、ぜひご一読ください。 佐久市の野沢エリアとは? 浅間山①(令和6年)(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 佐久市の野沢は市の中央部に位置し、古くは佐久甲州街道と富岡街道を結ぶ「野沢宿」だったことから、宿場町として発展してきた歴史があります。現在も国道141号線と254号線が通り、中部横断自動車道の佐久南インターができたことで、多方面によりアクセスしやすくなりました。エリア内に官公庁・商業施設・教育機関などが集まり、生活しやすいエリアでもあります。 野沢で出会う田園風景の魅力 野沢は千曲川の左岸、佐久市の中心部から南西部にかけて位置する、田園風景が広がるエリアです。東側を千曲川が流れ、全国的に有名な「佐久鯉」の産地であり、水との深い繋がりを感じることができるでしょう。 佐久は健康長寿の里として有名 長野県は全国有数の長寿県で、中でも佐久市は「健康長寿の里」としても知られています。2022年度における佐久市の平均寿命は、男性82.3歳、女性88.5歳と男女ともに長寿で、健康寿命も長い傾向だそうです。 長寿の背景として考えられるのは、市の健康づくりに関する施策と、住民の健康意識の高さでしょう。市は健康のまま天寿をまっとうする「ぴんぴんころり」にあやかって、市民の健康増進や生活習慣病予防を目的に、さまざまな事業を展開しています。加えて、医療機関と地域住民で築いてきた地域医療の歴史もあり、予防医学の観点からさまざまなプログラムが実施されるなど、市民の健康志向も長寿の秘訣といえるでしょう。 佐久市野沢エリアを楽しめるスポットやイベント 野沢エリアには、癒しを感じながら楽しめるスポットやイベントがあります。代表的なものをご紹介しますので、季節ごとの美しい風景とともに、地域の歴史・文化に触れてみてはいかがでしょうか。 老若男女の、長生きを願う「ぴんころ地蔵」 「ぴんころ地蔵」は、健康のまま天寿を全うする意味の「ぴんぴんころり」をもとに命名された長寿地蔵尊で、健康長寿のまち佐久市のシンボルとして、地元の野沢商店街によって建立されました。成田山薬師寺の門前にあり、健康長寿や子供たちの健やかな成長を願う参拝客が訪れる人気スポットです。 毎月第2土曜日は参道で「のざわ山門市」が開催され、地域住民だけでなく県外からの観光バスツアーなどで賑わいます。ぴんころ地蔵や野沢商店街の散策と併せて、山門市を楽しむのもオススメです。 参考:佐久市『ぴんころ地蔵』 大木に囲まれた佐久を代表するお寺「貞祥寺(ていしょうじ)」 貞祥寺 あじさい①(令和6年)(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 貞祥寺(ていしょうじ)は、1521年に開山した曹洞宗の古刹です。歴史と伝統を感じる参道はさながら苔の回廊で、杉や檜などの大木が立ち並び、新緑や紅葉など四季折々の美しさを楽しめます。三重塔・惣門・山門は長野県の県宝に指定されており、一見の価値があるでしょう。 また、島崎藤村の旧家が移転・保存されており、境内とあわせて風情ある風景を堪能できるので、こちらの見学もおすすめです(開館時期は要確認)。 ヨーロッパにおける禅の普及に重要な役割を果たした寺院のひとつで、宗教を超えて海外から禅の愛好家も訪れるそうです。定期的に座禅会を開催しているので、旅の思い出に参加してみるのもよいでしょう。 参考:佐久市『貞祥寺』『島崎藤村旧宅』 300年以上の歴史がある「野沢祇園祭」 毎年7月下旬の週末に開催されるのが「野沢祇園祭」です。野沢の「大伴神社」にある「素戔嗚神社」の祭礼で、300年以上の歴史があるそうです。全国でも珍しい、青龍・朱雀・白虎・玄武の四神を模した神輿や、大きな本神輿、お囃子屋台などが賑やかに野沢を練り歩きます。 神社は野沢の「伴野城跡(城山公園)」にありますので、お祭り見物と併せて公園を散策するのもおすすめです。 参考:佐久市『伴野城跡(城山公園)』 佐久市野沢の特産品...

【佐久エリア紹介】野沢の魅力とは?健康長寿を願う癒しの旅

こんにちは、プラザ佐久です。佐久市は複数の自治体が合併して誕生したまちで、その歴史を反映して、4つの地区・7つのエリアに分けられます。今回は、野沢エリアの観光名所やイベント、お土産にも最適な特産品をご紹介します。癒しの旅を計画している方は、ぜひご一読ください。 佐久市の野沢エリアとは? 浅間山①(令和6年)(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 佐久市の野沢は市の中央部に位置し、古くは佐久甲州街道と富岡街道を結ぶ「野沢宿」だったことから、宿場町として発展してきた歴史があります。現在も国道141号線と254号線が通り、中部横断自動車道の佐久南インターができたことで、多方面によりアクセスしやすくなりました。エリア内に官公庁・商業施設・教育機関などが集まり、生活しやすいエリアでもあります。 野沢で出会う田園風景の魅力 野沢は千曲川の左岸、佐久市の中心部から南西部にかけて位置する、田園風景が広がるエリアです。東側を千曲川が流れ、全国的に有名な「佐久鯉」の産地であり、水との深い繋がりを感じることができるでしょう。 佐久は健康長寿の里として有名 長野県は全国有数の長寿県で、中でも佐久市は「健康長寿の里」としても知られています。2022年度における佐久市の平均寿命は、男性82.3歳、女性88.5歳と男女ともに長寿で、健康寿命も長い傾向だそうです。 長寿の背景として考えられるのは、市の健康づくりに関する施策と、住民の健康意識の高さでしょう。市は健康のまま天寿をまっとうする「ぴんぴんころり」にあやかって、市民の健康増進や生活習慣病予防を目的に、さまざまな事業を展開しています。加えて、医療機関と地域住民で築いてきた地域医療の歴史もあり、予防医学の観点からさまざまなプログラムが実施されるなど、市民の健康志向も長寿の秘訣といえるでしょう。 佐久市野沢エリアを楽しめるスポットやイベント 野沢エリアには、癒しを感じながら楽しめるスポットやイベントがあります。代表的なものをご紹介しますので、季節ごとの美しい風景とともに、地域の歴史・文化に触れてみてはいかがでしょうか。 老若男女の、長生きを願う「ぴんころ地蔵」 「ぴんころ地蔵」は、健康のまま天寿を全うする意味の「ぴんぴんころり」をもとに命名された長寿地蔵尊で、健康長寿のまち佐久市のシンボルとして、地元の野沢商店街によって建立されました。成田山薬師寺の門前にあり、健康長寿や子供たちの健やかな成長を願う参拝客が訪れる人気スポットです。 毎月第2土曜日は参道で「のざわ山門市」が開催され、地域住民だけでなく県外からの観光バスツアーなどで賑わいます。ぴんころ地蔵や野沢商店街の散策と併せて、山門市を楽しむのもオススメです。 参考:佐久市『ぴんころ地蔵』 大木に囲まれた佐久を代表するお寺「貞祥寺(ていしょうじ)」 貞祥寺 あじさい①(令和6年)(DL:2025/1/9、撮影:佐久市、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス表示 4.0 国際) 貞祥寺(ていしょうじ)は、1521年に開山した曹洞宗の古刹です。歴史と伝統を感じる参道はさながら苔の回廊で、杉や檜などの大木が立ち並び、新緑や紅葉など四季折々の美しさを楽しめます。三重塔・惣門・山門は長野県の県宝に指定されており、一見の価値があるでしょう。 また、島崎藤村の旧家が移転・保存されており、境内とあわせて風情ある風景を堪能できるので、こちらの見学もおすすめです(開館時期は要確認)。 ヨーロッパにおける禅の普及に重要な役割を果たした寺院のひとつで、宗教を超えて海外から禅の愛好家も訪れるそうです。定期的に座禅会を開催しているので、旅の思い出に参加してみるのもよいでしょう。 参考:佐久市『貞祥寺』『島崎藤村旧宅』 300年以上の歴史がある「野沢祇園祭」 毎年7月下旬の週末に開催されるのが「野沢祇園祭」です。野沢の「大伴神社」にある「素戔嗚神社」の祭礼で、300年以上の歴史があるそうです。全国でも珍しい、青龍・朱雀・白虎・玄武の四神を模した神輿や、大きな本神輿、お囃子屋台などが賑やかに野沢を練り歩きます。 神社は野沢の「伴野城跡(城山公園)」にありますので、お祭り見物と併せて公園を散策するのもおすすめです。 参考:佐久市『伴野城跡(城山公園)』 佐久市野沢の特産品...

【佐久エリア紹介】中込地区の魅力とは?地域と自然がつながるコンパクトな街

こんにちは、プラザ佐久です。現在の佐久市は、複数の自治体が合併して今の姿となっています。このシリーズでは、それぞれ異なる佐久市内の各エリアの魅力をお伝えします。今回は、「中込エリア」をご紹介。自然に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメです。 佐久市の中込エリアとは? 佐久市の中込(なかごみ)エリアは、千曲川の東側に位置する、佐久市の中心市街地です。北陸新幹線の佐久平駅から車で約10分の場所で、JR小海線が南北を縦断し中部横断自動車道「佐久南I.C.」が開通したこともあり、多方面からのアクセスがより向上しました。東京からのアクセスも良いため、首都圏へ新幹線通勤している方も多く、移住先としても人気が高まっています。 佐久の中心街として安心安全な暮らしをサポート 中込エリアは佐久の中心地として栄え、佐久市役所や図書館などの複合型公共施設をはじめ、商業施設や金融機関など、日常生活に必要な施設が集積しています。ドクターヘリを所有する県内トップレベルの病院「佐久医療センター」と、佐久の消防本部もあるので、いざというときにも安心です。近年はテレワーク施設や民間のシェアアトリエができるなど、新たな働き方もできるようになってきました。 自然豊かで気軽にレジャーを楽しめる 利便性が高いのに加え、自然の中でレジャーを楽しめるのも中込エリアの特徴です。群馬県との県境にある特異な外観の「荒船山」、奇岩奇石が並ぶ「内山峡」、ドライブで人気の「コスモス街道」などにアクセスしやすいため、気軽に自然と触れあうことができます。晴天率がとても高く、千曲川沿いを散策しながら見る浅間山もおすすめです。 中込を楽しめるスポット 中込エリアには、昔ながらの商店街や歴史ある建物のほかに、自然の中でゆったりとした時間を過ごしたい方や家族連れも楽しめる、魅力的なスポットがあります。 多彩な商店と飲食店が軒を連ねる「中込商店街」 JR中込駅前に広がっているのが、中込商店街です。創業70年以上でレトロな外観とモダンな雰囲気が調和する喫茶店や、マニアックな商品が並ぶおもちゃ屋など、魅力溢れるお店がたくさんあります。水の流れる遊歩道もあり、地域に愛される場所となっています。 毎年7月には「七夕まつり」が開催され、商店街を彩る七夕飾りやマルシェ、ステージ演奏・ダンスなどもあり、多くの人で賑わいます。 水や自然にふれあえる「さくラさく小径」 「佐久」「桜」「咲く」をもとにして名付けられた「さくラさく小径」は、水と緑に触れ合える憩いの場所として整備された、佐久市のシンボルとなっている公園です。1.5kmの遊歩道には、小川や噴水、東屋などが整備されており、120本余りのソメイヨシノをはじめ、さまざまな花が四季を彩ります。 千曲川のせせらぎを楽しみながらの散歩やジョギングに最適な場所となっているほか、一部エリアではペットの散歩やバーベキューも可能です。 参考:佐久市『さくラさく小径』 緑の絨毯とヤギが出迎える「長野牧場」長野牧場は、緑の絨毯と木陰でのんびり過ごせる人気スポットです。たくさんのヤギが放牧されており、その可愛い姿に癒やされます。また、樹齢90年を超えるソメイヨシノの古木が約50本あるので、春にはお花見を楽しむこともできます。 重要文化財や国史跡として登録される「旧中込学校・成知公園」 旧中込学校は、1875(明治8)年に建築された、現存する最も古い擬洋風の学校建築といわれています。1969(昭和44)年に重要文化財に指定され、その後、国史跡にも指定されました。時を告げるために天井から太鼓を吊るしていたとされる中央の八角塔や、当時は珍しかった色鮮やかなステンドガラスの窓などに、当時の教育施設としての面影が色濃く残っています。 近くには複合遊具や実際のSLを見ることができる成知公園があり、お子様連れにも人気のあるスポットです。 参考:佐久市『旧中込学校』 プラザ佐久で購入できる中込のおすすめ土産 中込エリアを満喫したあとに、その土地ならではのお土産がほしいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、お土産の購入を検討している方におすすめの商品を3つご紹介します。 モンドウル田村屋「信濃日記」 1905(明治38)年創業のモンドウル田村屋。ここで販売されている「信濃日記」は、地域で愛されているのはもちろんのこと、第19回全国菓子博覧会で全菓博大賞を受賞しており、県内外に信州のお土産として誇れる逸品です。 購入はこちら 土屋酒造 純米吟醸「茜さす」 1900(明治33)年創業の土屋酒造。ここで造る純米吟醸「茜さす」は、佐久市・浅科五郎兵衛新田(あさしなごろべえしんでん)の無農薬水田で収穫した酒米100%で仕込んだお酒です。伝承の古式醸法と新醸造技術の調和から生まれた限定酒は、スッキリとした酸味とお米の旨味が引き出す甘みが評価され、多くの鑑評会で金賞を獲得しています。 購入はこちら...

【佐久エリア紹介】中込地区の魅力とは?地域と自然がつながるコンパクトな街

こんにちは、プラザ佐久です。現在の佐久市は、複数の自治体が合併して今の姿となっています。このシリーズでは、それぞれ異なる佐久市内の各エリアの魅力をお伝えします。今回は、「中込エリア」をご紹介。自然に囲まれ、ゆったりとした時間を過ごしたい方にオススメです。 佐久市の中込エリアとは? 佐久市の中込(なかごみ)エリアは、千曲川の東側に位置する、佐久市の中心市街地です。北陸新幹線の佐久平駅から車で約10分の場所で、JR小海線が南北を縦断し中部横断自動車道「佐久南I.C.」が開通したこともあり、多方面からのアクセスがより向上しました。東京からのアクセスも良いため、首都圏へ新幹線通勤している方も多く、移住先としても人気が高まっています。 佐久の中心街として安心安全な暮らしをサポート 中込エリアは佐久の中心地として栄え、佐久市役所や図書館などの複合型公共施設をはじめ、商業施設や金融機関など、日常生活に必要な施設が集積しています。ドクターヘリを所有する県内トップレベルの病院「佐久医療センター」と、佐久の消防本部もあるので、いざというときにも安心です。近年はテレワーク施設や民間のシェアアトリエができるなど、新たな働き方もできるようになってきました。 自然豊かで気軽にレジャーを楽しめる 利便性が高いのに加え、自然の中でレジャーを楽しめるのも中込エリアの特徴です。群馬県との県境にある特異な外観の「荒船山」、奇岩奇石が並ぶ「内山峡」、ドライブで人気の「コスモス街道」などにアクセスしやすいため、気軽に自然と触れあうことができます。晴天率がとても高く、千曲川沿いを散策しながら見る浅間山もおすすめです。 中込を楽しめるスポット 中込エリアには、昔ながらの商店街や歴史ある建物のほかに、自然の中でゆったりとした時間を過ごしたい方や家族連れも楽しめる、魅力的なスポットがあります。 多彩な商店と飲食店が軒を連ねる「中込商店街」 JR中込駅前に広がっているのが、中込商店街です。創業70年以上でレトロな外観とモダンな雰囲気が調和する喫茶店や、マニアックな商品が並ぶおもちゃ屋など、魅力溢れるお店がたくさんあります。水の流れる遊歩道もあり、地域に愛される場所となっています。 毎年7月には「七夕まつり」が開催され、商店街を彩る七夕飾りやマルシェ、ステージ演奏・ダンスなどもあり、多くの人で賑わいます。 水や自然にふれあえる「さくラさく小径」 「佐久」「桜」「咲く」をもとにして名付けられた「さくラさく小径」は、水と緑に触れ合える憩いの場所として整備された、佐久市のシンボルとなっている公園です。1.5kmの遊歩道には、小川や噴水、東屋などが整備されており、120本余りのソメイヨシノをはじめ、さまざまな花が四季を彩ります。 千曲川のせせらぎを楽しみながらの散歩やジョギングに最適な場所となっているほか、一部エリアではペットの散歩やバーベキューも可能です。 参考:佐久市『さくラさく小径』 緑の絨毯とヤギが出迎える「長野牧場」長野牧場は、緑の絨毯と木陰でのんびり過ごせる人気スポットです。たくさんのヤギが放牧されており、その可愛い姿に癒やされます。また、樹齢90年を超えるソメイヨシノの古木が約50本あるので、春にはお花見を楽しむこともできます。 重要文化財や国史跡として登録される「旧中込学校・成知公園」 旧中込学校は、1875(明治8)年に建築された、現存する最も古い擬洋風の学校建築といわれています。1969(昭和44)年に重要文化財に指定され、その後、国史跡にも指定されました。時を告げるために天井から太鼓を吊るしていたとされる中央の八角塔や、当時は珍しかった色鮮やかなステンドガラスの窓などに、当時の教育施設としての面影が色濃く残っています。 近くには複合遊具や実際のSLを見ることができる成知公園があり、お子様連れにも人気のあるスポットです。 参考:佐久市『旧中込学校』 プラザ佐久で購入できる中込のおすすめ土産 中込エリアを満喫したあとに、その土地ならではのお土産がほしいという方もいるのではないでしょうか。ここでは、お土産の購入を検討している方におすすめの商品を3つご紹介します。 モンドウル田村屋「信濃日記」 1905(明治38)年創業のモンドウル田村屋。ここで販売されている「信濃日記」は、地域で愛されているのはもちろんのこと、第19回全国菓子博覧会で全菓博大賞を受賞しており、県内外に信州のお土産として誇れる逸品です。 購入はこちら 土屋酒造 純米吟醸「茜さす」 1900(明治33)年創業の土屋酒造。ここで造る純米吟醸「茜さす」は、佐久市・浅科五郎兵衛新田(あさしなごろべえしんでん)の無農薬水田で収穫した酒米100%で仕込んだお酒です。伝承の古式醸法と新醸造技術の調和から生まれた限定酒は、スッキリとした酸味とお米の旨味が引き出す甘みが評価され、多くの鑑評会で金賞を獲得しています。 購入はこちら...